著者
野中 敬 君塚 善文 坂口 隆 今城 健人 千葉 秀幸 岡田 和久 斯波 忠彦 厚川 和裕 高橋 久雄
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.51, no.7, pp.1556-1562, 2009 (Released:2012-07-26)
参考文献数
15
被引用文献数
1

症例は62歳女性.心窩部痛を主訴に来院し,精査加療目的で入院した.上部消化管内視鏡検査で幽門前庭部に浅い地図状の潰瘍を認め,胃体部から胃底部では特異な扁平隆起性病変が多発していた.酵素抗体法にて胃生検組織中にTreponema pallidumを証明し胃梅毒と確定診断した.本例では駆梅療法開始前に胃病変の部分的な自然緩解がみられ,第2期梅毒においては皮疹と同様,胃病変も自然緩解する事が推察された.
著者
坂口 隆康
出版者
関西国際大学教育総合研究所
雑誌
教育総合研究叢書 = Studies on education (ISSN:18829937)
巻号頁・発行日
no.9, pp.131-144, 2016-03

反転授業はアクティブ・ラーニングとしての能動性を高めるだけでなく,より深い学びを導く可能性を秘めている。本稿では,2014 年度に始めた反転授業方式による「初等情報機器活用論」の授業を通じて,反転授業の可能性について検討することとした。本研究により,完全習得型と高次能力学習型の両方の授業を取り入れることができ,アクティブ・ラーニングによる学びの質が深まることが明らかになった。