著者
坂崎 俊介 若原 俊彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.564, pp.85-90, 2005-01-13

近年, インターネットの普及により教育分野にもネットワークに接続されたコンピュータが大量に導入され, ネットワークを利用した教育の普及が進んでいる. 米国のADL(Advanced Distributed learning Initiative)が中心となって進められてきた国際標準化によって, SCORM(Sharable Content Object Reference Model)対応のシステム・コンテンツ市場が拡大している. また教材や素材のための学習オブジェクトメタデータ(LOM : Learning Object Metadata)も大きく進展してきており, 今後教育現場においてeラーニングの需要はますます高まると思われる. 本報告では, 学習教材を受講者の理解度や学習パターンに合わせた内容にカスタマイズさせることで, 学習効果を改善させることを狙いとした学習支援システムを提案し, 学習教材の作成手法および支援方法について具体的に述べる.
著者
坂崎 俊介 若原 俊彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.395, pp.1-6, 2005-11-07

画像検索は, ユーザの目的とする画像を画像情報自身または関連するメタデータを用いて検索し求めるものである.しかし, 近年のハードディスクの大容量化とPCの低価格化によって今までよりも多くの画像が蓄積されつつあり, 膨大な画像情報の中から目的の画像情報を抽出することが難しくなってきた.そこで, この画像検索を効率よく行うためのさまざまな研究がなされている.その一例として個人が画像を選択する際の傾向を画像内から色情報として取り出し, その情報を使って絞込みを行う事で検索時の効率化を図るという手法がある.本報告では, 洋服のデザイナが新しい洋服をデザインする時に, 画像を選ぶ場合の個人的な趣向を画像の中の色情報から抽出し検索して利用することにより, デザイナやその洋服を実際に着用するユーザの好みにあった洋服のコーディネートをアシストすることを狙いとし, 画像の中よりユーザの好みにあたる情報の抽出方法とその利用方法について述べる.