著者
坂崎 俊介 若原 俊彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.564, pp.85-90, 2005-01-13

近年, インターネットの普及により教育分野にもネットワークに接続されたコンピュータが大量に導入され, ネットワークを利用した教育の普及が進んでいる. 米国のADL(Advanced Distributed learning Initiative)が中心となって進められてきた国際標準化によって, SCORM(Sharable Content Object Reference Model)対応のシステム・コンテンツ市場が拡大している. また教材や素材のための学習オブジェクトメタデータ(LOM : Learning Object Metadata)も大きく進展してきており, 今後教育現場においてeラーニングの需要はますます高まると思われる. 本報告では, 学習教材を受講者の理解度や学習パターンに合わせた内容にカスタマイズさせることで, 学習効果を改善させることを狙いとした学習支援システムを提案し, 学習教材の作成手法および支援方法について具体的に述べる.
著者
槇 俊孝 若原 俊彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.479, pp.5-10, 2014-03-07

近年,グローバル競争が激化したことによりサービスや製品の低価格化が進み,企画・開発研究・試作・評価といった先端研究の効率化が求められ,タイムリーにグローバルな情報の収集・分析により研究方針を示す必要性が高まっている.そこで本研究では,電子情報通信学会の横断分検索システムであるI-Scoverを用いて日本語論文と英語論文のメタデータを分析しキーワードを抽出してWikipediaによる補正を加えて日本語辞書を構築し,先端の技術動向やその要因を可視化する支援システムを提案する.
著者
小若女 優介 若原 俊彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MoMuC, モバイルマルチメディア通信 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.296, pp.37-42, 2011-11-10

近年のインターネットの普及にともない不正侵入やウイルスなどが社会問題となり,ユーザのセキュリティへの意識が高まり,様々な技術的な対策がとられてきた.しかし,そのような対策を活かすためにはユーザ認証に用いるパスワードに高い強度のものを設定し,運用する必要がある.1人の人間が扱うIDとパスワードの組み合わせはWebサービスの発展と共に増加しており,その全てにこれらの条件を満たすパスワードを設定,運用していくのは非常に難しい.そのためについ強度が低いパスワードを設定しがちである,この問題を解決するため,本論文では携帯電話に内蔵されている非接触ICの"FeliCa"を用いて,ユーザがパスワードを投入しなくても自動的にランダムな認証キーを発生させることで個人認証を行える方式を改良し,その効果を実験的に検討する.具体的な改良点としてはRSA暗号を導入することによる通信内容の保護,電子署名の導入による改竄防止の2点である.これにより改良された認証方式が有効であるか検証するためにプロトタイプを試作し生成される認証キーに偏りがないか,またネットワーク上を流れるパケットを盗聴して悪用できないようになっているか実験により確認を行った.以上の実験結果から本システムの安全性を検証することが出来た.
著者
竹中 太一 槇 俊孝 若原 俊彦
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J97-D, no.12, pp.1693-1695, 2014-12-01

週刊サッカーマガジンなどの雑誌やSoFIFAのWebサイトでは,サッカーの各試合における選手の評価を行っている.本論文では,Webサイト上の試合後の監督や評論家などのコメントや寸評などから簡易にテキストマイニングして選手の評価を行う分析手法を提案し,実験を行ってその結果よりその有効性を示す.
著者
若原 俊彦 松本 充司 大和 哲二 小原 英行 清水 隆雄 中谷 信樹 薗 郁雄 中辻 裕一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MoMuC, モバイルマルチメディア通信 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.26, pp.19-24, 2001-04-19
被引用文献数
3

本論文は,60GHz帯のミリ波無線伝送システムを用いて、キャンパスネットワークを構成し、その伝送特性を測定した結果を報告するものである。この周波数帯は、昨年の8月に郵政省から省令改正により日本では初めて無免許で使用を認可されたものであり、その伝達特性は十分明らかにされていなかった。本キャンパスネットワークでは、新宿地区にある早稲田大学、学習院女子大学。工学院大学などの主要なビル間を100Mbps高速無線伝送方式で接続し、各ビル内のサブネットワークをIP接続し、遠隔講義や遠隔ゼミなどに使用するものである。60GHz帯は酸素吸収による距離減衰が大きいので、距離の変化によるレベル変動、雨などの特性に基づく特性、アンテナを屋内設量する場合の窓ガラスによる減衰特性および誤り特性を測定し、ほぼ満足すべき特性が得られた.
著者
若原 俊彦 松本 充司
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.17-22, 1999
参考文献数
6

近年、パソコン(PC)やコンピュータ周辺機器の高性能化・大容量化および経済化が進み、インターネットの普及とあいまってデータだけでなく音声、静止画や動画を含んだマルチメディアによるコミュニケーションが主流となりつつある.従来の通信サービスでは、単機能型の専用端末が用いられてきたが、最近はパソコンを利用してネットワークにアクセスし、各種アプリケーションソフトを利用してコミュニケーションが行われるため、相互接続の問題などが生ずる.本論文では, 最近の通信サービスの利用形態の変化を踏まえ、マルチメディア通信サービスのインタオペラビリティを確保するための問題点およびその解決法について述べる.具体的には、F.700のマルチメディアサービス参照モデルを用いてサービス分析を行い、コミュニケーションタスク、メディアコンポーネントの整合性をはかり相手端末とネゴシエーションする方法を示した.
著者
ジャンサ レアンドロ 若原 俊彦 松本 充司
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会年次大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.30, pp.34, 2002

The development of educational contents, under WBT (Web-based training) technology, shows a constant growth, along with it, an accurate evaluation in terms of understanding of the students and an exhaustive assessment of the teaching methods; and they are related very closely. This paper presents the development of a web-based system for evaluation of students, and also includes a set of powerful features for the processing of this information, to enable the evaluation of the teaching methods. The results will show the tool is easy to use and how it helps the instructor to evaluate the teaching and evaluation methods used.
著者
槇 俊孝 若原 俊彦
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN)
巻号頁・発行日
vol.2014-GN-92, no.16, pp.1-5, 2014-05-08

近年,Web上のデータをリンクしてデータ共有を効果的に行う LOD(Linked Open Data) が注目されている.LOD は構造化されたデータ同士をリンクさせ,セマンティック・ウェブを実現するために必要不可欠なものとなっている.本研究では,Wikipedia を用いた LOD を提案し,これを用いて論文にメタデータを自動付与し論文のクラスタリングを試みる.電子情報通信学会は,2013 年 4 月から論文誌や研究会などの論文を横断的に検索できる I-Scover を提供しているが,キーワードや技術分野などのメタデータが欠損などにより完全ではないという問題点がある.そこで我々は,I-Scover に登録されている論文データを対象にして Wikipedia による LOD を用いてメタデータの自動付与を行い,論文のクラスタリングによって検索効率の向上を図る.
著者
若原 俊彦 松本 充司 安野 貴之 榎本 孝 渡部 保日児 石橋 聡 倉橋 利幸 櫻本 高雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OFS, オフィスシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.438, pp.15-20, 2000-11-10
被引用文献数
1

本論文は, 3地点以上の多地点で講師と受講生の間で講義空間を形成し, 参加者が一体となって受講するオンライン電子講義システムに関して、その構成法について述べたものである.本電子講義システムでは, 遠隔の受講生間で臨場感を向上させ一体感による講義空間を実現するため、複数の地点の映像をクロマキー合成するとともに, コンピュータグラフィクスにより背景を3次元合成する.具体的に、麻布、横須賀、早稲田の3地点間をディジタル回線で接続し, サイバースタジオを用いて各地点の映像のクロマキー合成を行うとともにコンピュータグラフィクスを用いて背景合成を行って遠隔講義実験を行い、受講者のアンケート結果から良好な特性が得られた。
著者
若原 俊彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B-I, 通信I-情報通信システム・理論 (ISSN:09151877)
巻号頁・発行日
vol.81, no.8, pp.494-506, 1998-08-25
被引用文献数
8

近年のマルチメディアの普及に伴い, ATM-LAN等が大学や企業等を中心にさかんに導入されている.本論文は, ATMネットワークをPVCモードにより遠隔の講師と受講生の間でリアルタイムの講義空間を実現するため, 予約ベースで講師端末と複数の受講端末間にポイント・ポイントVCコネクションおよびポイント・マルチポイントのVCコネクションを併用する質問者切換型遠隔講義システムを提案する.本システムは, あらかじめ予約した時刻に講師と複数の受講端末間にポイント・ポイントおよびマルチポイントのATM-PVCコネクションを同時に設定する回線設定サーバと, そのVCコネクション上に映像・音声・データのTCP/IP通信, MPEG2通信を実現しインタラクティブな講義空間を提供する講義サーバから構成され, 一人の受講者が順次, 講師に質問しながらリアルタイムの遠隔講義を進めることができる.本システムの構成法およびパラメータ設定法について述べると共に, ATMネットワークを用いて遠隔講義サービス実験を行い伝送特性等を測定してその有効性を確認した.
著者
小栗 章洋 若原 俊彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LOIS, ライフインテリジェンスとオフィス情報システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.383, pp.85-89, 2012-01-12

近年,学生が就職活動を行う際,インターネットのWebサービスであるマイナビやリクナビなどの就職支援サイトを利用するのが一般的である.これらのサイトでは,自分の興味のある職種や業種に該当する企業を検索し,簡単に求人関連の情報を得ることが出来る.しかし,現状のインターネットでは企業側が提示した情報を中心に掲載されているため表向きの公式の情報がほとんどであり,ユーザにとって知りたい詳細な情報や実態は不明であったり分かりにくいのが実情である.一方,"2ちゃんねる"や各種ブログなどの掲示板サイトやブログには第三者の評判情報,口コミ情報などが公表されているが,これらの情報の真偽があいまいで分り難い.また,提示された情報に関しても自分の解釈が本当に正しいのかなどの判断がつき難いといった問題点もある.本研究では,上記の問題点を解決するため,Web上の掲示板サイトなどの非公式情報を収集しこれらの信憑性を評価する方法として,賛成意見・反対意見をとりまとめ,非公式情報の真偽・解釈の妥当性を評価し,情報の信頼性・正確性および正答性の3つの基準を考慮する信憑性評価アルゴリズムを提案する.また,信憑性を定義し,この算出式を導出し,ユーザの評価実験を行って信憑性評価手法の有効性を検証する.
著者
若原 俊彦 薗 都雄 中辻 裕一 清水 隆雄 松本 充司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-情報処理 (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.85, no.7, pp.626-634, 2002-07-01

本論文は,60GHz帯のミリ波無線伝送システムを用いて,キャンパスネットワークを構成するため,早稲田キャンパス内の各ビルにおけるケーブル配線方式の検討結果を報告するものである.この60GHzの周波数帯は2000年の8月に郵政省から省令改正により日本では初めて無免許で使用を認可されたものであり,これを用いて100Mbit/s高速キャンパスネットワークを構築する際のビル屋上及び屋内配線方式として2芯光ファイバを用いる場合と多芯光ファイバケーブルを用いる場合のコスト比較を行い,多芯ケーブルを用いる方が経済的であり,また工事の作業性なども容易であることが明らかとなった.
著者
若原 俊彦 松本 充司 薗 郁雄 中辻 裕一 大和 哲二 小原 英行 清水 隆雄 中谷 信樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OFS, オフィスシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.43, pp.7-12, 2001-05-08

本論文は, 60GHz帯のミリ波無線伝送システムを用いて、キャンパスネットワークを構成するため、キャンパス内の各ビルにおけるケーブル配線方式の検討結果を報告するものである。この周波数帯は、昨年の8月に郵政省から省令改正により日本では初めて無免許で使用を認可されたものであり、これを用いて100Mbps高速キャンパスネットワークを構築する際のビル屋上および屋内配線方式として2芯光ファイバを用いる場合と多芯光ファイバケーブルを用いる場合のコスト比較を行い、多芯ケーブルを用いるほうが経済的であり、また工事の作業性なども容易であることが明らかとなった.
著者
坂崎 俊介 若原 俊彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.395, pp.1-6, 2005-11-07

画像検索は, ユーザの目的とする画像を画像情報自身または関連するメタデータを用いて検索し求めるものである.しかし, 近年のハードディスクの大容量化とPCの低価格化によって今までよりも多くの画像が蓄積されつつあり, 膨大な画像情報の中から目的の画像情報を抽出することが難しくなってきた.そこで, この画像検索を効率よく行うためのさまざまな研究がなされている.その一例として個人が画像を選択する際の傾向を画像内から色情報として取り出し, その情報を使って絞込みを行う事で検索時の効率化を図るという手法がある.本報告では, 洋服のデザイナが新しい洋服をデザインする時に, 画像を選ぶ場合の個人的な趣向を画像の中の色情報から抽出し検索して利用することにより, デザイナやその洋服を実際に着用するユーザの好みにあった洋服のコーディネートをアシストすることを狙いとし, 画像の中よりユーザの好みにあたる情報の抽出方法とその利用方法について述べる.
著者
岸本 直樹 若原 俊彦
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J95-D, no.4, pp.769-777, 2012-04-01

本論文ではSNS (Social Networking Service)の投稿記事を地図や時間の付加情報と連動させた新しい時空間情報共有システムを提案し,このシステムのユーザ間の情報伝搬特性を検討したものである.具体的には,この時空間情報共有システムのプロトタイプを構築し,ユーザに1年間実際に使用してもらい,コミュニケーション支援実験を行って,実験から得られたデータからクラスタ係数や密度,平均パス長などの指標を用いてネットワーク特性の評価を行った.この結果,本システムに参加したユーザは41人で福岡地方に限られてはいるが,クラスタ係数は0.50以上,密度の値は0.80以上と高く,平均パス長が短いという結果が得られ,非常に密なネットワークを構築できた.これにより,ユーザ間のコミュニケーション支援に役立ち,日常的に情報を共有するライフログとして活用するシステムとしての有効性を確認した.
著者
若原 俊彦 日渡 裕也 庵 博文 鄭 自力 柴田 宗久
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告オーディオビジュアル複合情報処理(AVM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.66, pp.59-64, 2005-07-08

最近、インターネットのホームページを活用し、Web日記をベースとしてMovable Typeなどのツールを用いて構築されるブログシステムや、多数のメンバ間で情報共有や知識共有を行うWikiなどのサービスの他、mixiやGREEなどの会員制でソシアルネットワーキングサービスが急激に普及している。これらは、それぞれのサーバを導入してサーバ/クライアントにより構築する手法が一般的である。本報告では、携帯電話などのモバイル端末も対象に、ブログやTV電話などリアルタイム通信機能などの機能を有するコミュニティサービス構築ツールとして、サーバを意識せずに、簡易に通常のノートパソコンなどで実現するシステム構築法について述べ、これを具体的に提供するYourServerのプロトタイプについて述べる。Recently,the community services,such as weblog services based on the web diary which are constructed by Movable Type and SNS(Social Networking Services) based on the bulletin board system have been widespread in the Internet. These systems are based on the server/client models. This paper presents the new community support system,YourServer,which can provide weblog services,photo album service,TV telephone and chat services,remote control and CGI-Proxy services and so on. As this system is simple and its program can be packed in the USB flash memory,users can carry it and operate the community services at anywhere by connecting it to the PC. The prototype system is constructed and the operation is confirmed.
著者
岸本 直樹 若原 俊彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MoMuC, モバイルマルチメディア通信 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.277, pp.59-64, 2009-11-05
被引用文献数
1

近年、インターネットの爆発的な普及と共に、誰もが気軽にパソコンや携帯電話から様々なサイトにアクセスすることが可能となった。最近ではSNSやBlog・動画投稿サイト等の数多くのコミュニティサイトが運営されており、その中でも「mixi」や「Youtube」などのサイトは社会現象にもなり、インターネット利用者では知らない人の方が少ないくらいである。さらに、「twitter」など新しいサービス・機能を組み込んだコミュニティサイトも次々と運営・開発され、今後も更なる発展が予想される。本論文では、オープンソースのSNSソフトウェア"OpenPNE"上に"空間情報"と"時間情報"をメタデータとして連携させる機能を付加し、日記や掲示板などを利用してコミュニティのメンバ間で地図情報を連携させる新しいサービスを提供するコミュニティシステムを提案してプロトタイプ実験を行い、この機能の導入前後でどの程度コミュニティサイトが活性化するか検討した結果を報告する。
著者
若原 俊彦 日渡 裕也 庵 博文 鄭 自力 柴田 宗久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MoMuC, モバイルマルチメディア通信 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.164, pp.59-64, 2005-06-30
被引用文献数
2

最近, インターネットのホームページを活用し、Web日記をベースとしてMovable Typeなどのツールを用いて構築されるブログシステムや, 多数のメンバ間で情報共有や知識共有を行うWikiなどのサービスの他、mixiやGREEなどの会員制でソシアルネットワーキングサービスが急激に普及している.これらは、それぞれのサーバを導入してサーバ/クライアントにより構築する手法が一般的である.本報告では, 携帯電話などのモバイル端末も対象に, ブログやTV電話などリアルタイム通信機能などの機能を有するコミュニティサービス構築ツールとして、サーバを意識せずに, 簡易に通常のノートパソコンなどで実現するシステム構築法について述べ、これを具体的に提供するYourServerのプロトタイプについて述べる.