著者
増田 健二郎 赤岩 仁美 東根 五月 小野 ますみ 岡本 英夫
出版者
徳島赤十字病院
雑誌
徳島赤十字病院医学雑誌 = Tokushima Red Cross Hospital Medical Journal (ISSN:13469878)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.10-14, 2008-03-01

当院健診部のデータベースより,人間ドック受診者について過去10年間の喫煙率を抽出・調査した.男性の喫煙率は年次を経る毎に低下し,1997年度には48.8,2001年度43.6,2006年度34.7となっていた.一方,女性では大きな変動はなかったが,1997年度には5.8%,2001年4.3%,2006年7.0%と寧ろ増加傾向が観察された.年齢別の成績では40歳未満と40歳代に高率で,50歳代でやや低く,60歳以上で明らかに低率であった.全国集計の喫煙率と比べると,当院人間ドック受診者は男女共に各年度を通じて数%低く,人間ドック受診者の健康意識の高さを反映していると考えられた.今後,当院でもニーズに応じて,禁煙指導等を行うことにより,健診受診者や地域住民の健康への道を支援したい.
著者
宮崎 美津代 増田 健二郎 佐藤 幸一 藤野 修 長田 淳一 岡 耕一 川井 尚臣 三ツ井 貴夫
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.84, no.4, pp.624-626, 1995-04-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
7

症例は55歳,男性.中腰で天井の内装を1日中続けた後,腰部から大腿部に強い筋痛が出現した.尿は暗褐色に着色し,血清CK活性値が46000IU/l,血清Mb値が32000ng/mlと高値を示したため,着色尿は横紋筋融解によるミオグロビン尿と考えられた.腎障害はなく,発症後1週間で改善した.本例の筋障害は長時間の同一肢位保持による筋の等尺性負荷によると考えられ,静的な運動負荷でも横紋筋融解をきたす強い筋障害をおこすことがある.
著者
鈴木 三男 増田 健二
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.1-5, 2000
参考文献数
5

二重振り子の複雑な運動は,カオス的な振舞の例として良く取り上げられている。しかし,多くは講義または演示実験などで,興味をひく観察だけで終わっている。そこで,我々はデジタルビデオカメラとコンピュータを利用し,二重振り子の複雑な運動を詳しく調べ,運動の解析を試みた。また,二重振り子のコンピュータシミュレーションを行い,実際の測定結果との比較検討も行った。
著者
増田 健二
出版者
静岡大学
雑誌
技術報告 (ISSN:13462814)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.25-28, 1998