著者
大塚 みさ
出版者
実践女子大学
雑誌
実践女子大学短期大学部紀要 = The Bulletin of Jissen Women's Junior College (ISSN:21896364)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.87-96, 2018-03-09

近年、大学生の日本語力の低下が指摘されている。日本語力を支える語彙力の養成が必須であることは言うまでもないが、自在に使いこなせる使用語彙をいかに増強するかが課題である。一方で国語辞書離れも進んでいるが、スマートフォンを介したオンライン辞書の可能性に期待することはできないだろうか。本稿では学生たちの意味の分からない語への対処と辞書情報の活用について実態調査を行い、その可能性を探る。
著者
大塚 みさ
出版者
実践女子大学
雑誌
実践女子大学短期大学部紀要 = The Bulletin of Jissen Women's Junior College (ISSN:24344583)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.57-67, 2019-03-09

近年、媒体を問わず国語辞書の売れ行きは低迷傾向にある。筆者による調査結果では、大学生は辞書の代わりにスマートフォンを使用する傾向が見えるが、辞書アプリに代わってサーチエンジンやハッシュタグ検索が多く行われつつある。こうした状況下で、意味の分からない語への対処の実態を把握するにはどうしたらよいだろうか。その方法を探る目的でファッション雑誌記事における外来語を用いて行った予備調査の結果を報告する。
著者
大塚 みさ
出版者
実践女子大学
雑誌
実践女子大学短期大学部紀要 = Jissen Women’s Junior College Review (ISSN:24344583)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.9-18, 2023-03-10

外来語の数の多さや意味の分かりづらさがしばしば話題となっている。公共性の高い場面での外来語の使用や、「外来語弱者」と呼ばれる高年層には配慮が必要であることは言うまでもないが、これから社会で活動する大学生には、必要に応じて馴染みのない外来語を積極的に習得する姿勢が求められるのではないだろうか。本稿では、その一助となる教材の開発に必要な外来語語彙のレベル別整理を目指した試みを報告し、その検証と今後の課題の検討を行う。
著者
大塚 みさ
出版者
実践女子大学短期大学部
雑誌
実践女子大学短期大学部紀要 = The Bulletin of Jissen Women's Junior College (ISSN:24344583)
巻号頁・発行日
no.40, pp.57-67, 2019-03-09

近年、媒体を問わず国語辞書の売れ行きは低迷傾向にある。筆者による調査結果では、大学生は辞書の代わりにスマートフォンを使用する傾向が見えるが、辞書アプリに代わってサーチエンジンやハッシュタグ検索が多く行われつつある。こうした状況下で、意味の分からない語への対処の実態を把握するにはどうしたらよいだろうか。その方法を探る目的でファッション雑誌記事における外来語を用いて行った予備調査の結果を報告する。Statistics clearly show that the number of paper and pocket monolingual electronic dictionaries published for Japanese native speakers is steadily declining. Surveys conducted by the author suggest that students have turned to smartphones as an alternative. However, fewer students seem to be using a dictionary app; instead, they use search engines or hashtag searches. Can the present state of students' reference practice̶that is, how they look up the meanings of unknown words̶be adequately captured? This paper reports a pilot study seeking insight into this issue by examining students' searches for defi nitions of loanwords in fashion magazine articles.
著者
大塚 みさ
出版者
実践女子大学
雑誌
実践女子短期大学紀要 (ISSN:13477196)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.13-20, 2010-03-20

語の多義性の下位分類としてCruse(2000他)が提唱するmicrosensesに注目し、「長い単位」の適用とコーパスデータの利用によってその本質をとらえ直すことを試みた。microsensesの代表例とされるknifeとcardについて、microsensesとしての典型例に限らず、他の用法も含めた全体を分析対象としてコーパス分析を行った結果、microsenses以外の用法においては語彙的なパターン(collocation)が、またmicrosensesでは統合的なパターン(colligation)が、読みを決定づける要素として有効に機能する傾向が認められた。