著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.469, pp.6-11, 2009-04-10

沖縄県で建設中のワルミ大橋は、不安定な状態での台風直撃を避けるために、4カ月で仮設の鋼管アーチを架設できる合成鋼管巻き立て工法を採用した。台風以外にも、亜熱帯特有の気象条件に気を付けながら施工している。(大村 拓也=フリーライター)急激な気象の変化も想定した施工計画に ワルミ大橋は、沖縄県今帰仁村と名護市の屋我地島を結ぶ。
著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.633, pp.84-87, 2016-02-08

浅草側から見た連続立体交差区間の始点。2016年4月末に完成予定の下り急行線の高架橋では、軌道工事が進む。左側は東武に乗り入れる東京メトロ日比谷線の車庫(写真・文:大村 拓也)❶下り線は車庫線を越える必要があるので、上り線よりも高架区間が約400m長い…
著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.500, pp.12-17, 2010-07-23

「開かずの踏切」解消のためにアンダーパスを建設する。施工中の圧密沈下を防ぐため、工事桁を使う開削工法を採用した。しかし、深夜の工事桁の施工可能時間は、短い場合1日わずか76分間。少しでも有効に時間を利用する工夫を重ねた。
著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.507, pp.6-11, 2010-11-12

連続立体交差事業で、すり付け区間として使っていたRC(鉄筋コンクリート)ラーメン高架橋の床版をジャッキアップし、新設する高架橋に接続する。ジャッキアップの前に柱を上下に分断して縁を切り、ジャッキアップ後に柱の高さを継ぎ足した。
著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.463, pp.12-15, 2009-01-09

2008年7月、東京都墨田区の現場で東京スカイツリーの建設プロジェクトが動き出した。タワーの高さは610m。地震や風によって水平力を受ける巨大なタワーは、その基部に引き抜き力や押し込み力が発生する。これらの力に対抗するため、杭基礎に地中で「節」を設ける特殊な工法を採用した。地盤にしっかりと拘束された基礎が世界最大級のタワーを支え続ける。
著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.661, pp.76-79, 2017-04-10

2020年東京五輪の選手村となる再開発エリアを晴海客船ターミナルから見渡す。この付近は長年、駐車場などとして使われていた。写真中央にそびえる塔は中央清掃工場の煙突。五輪終了後に建設する50階建ての超高層マンションも同規模の高さになる。
著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.679, pp.18-23, 2018-01-08

シールド機で掘進しながら場所打ちコンクリートで覆工する工法「SENS」を使い、延長3km強のトンネルを築く。一般的なセグメントで覆工するよりも安価だが、トンネルの剛性は劣る。近接構造物がある区間ではセグメントも使い分けた。
著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.663, pp.84-87, 2017-05-08

❶北八朔発進たて坑の周辺は田畑が広がる。地上に泥水処理プラントを設けるスペースが確保できたことから、泥水式シールド工法を採用した。たて坑は2棟並ぶ防音ハウスの奥にあり、シールド機は写真右奥の丘陵地帯に向けて掘り進む❷東名高速道路と接続する横…
著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.699, pp.76-79, 2018-11-12

線路上に架かる牛込橋から建設中のJR飯田橋駅のホームを見下ろす。ホームを照らすのは通過する列車の明かりだ。JR中央線は複々線で、飯田橋駅には各駅停車の列車が走る線路にだけホームがある。
著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.685, pp.76-79, 2018-04-09

辰巳の森海浜公園で建設が進む「オリンピックアクアティクスセンター」。縦142.6m、横170mの大屋根は地組みした後、4本のコア柱を用いて最大約35mの高さまで持ち上げる計画だ。基本設計は山下設計、実施設計と施工は大林組・東光電気工事・エルゴテック・東洋熱…
著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.576, pp.6-9, 2013-09-23

1966年に鹿児島県内に完成した鶴田ダムで、放流管を3本増設する改造工事が佳境を迎えている。2本の発電管の付け替えも合わせると、重力式コンクリートダムの堤体に開ける穴は5本に及ぶ。 増設する放流管ののみ口は、堤体天端付近の洪水時最高水位の約65m下に…
著者
横山 勝英 大村 拓 鈴木 伴征 高島 創太郎
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集B1(水工学) (ISSN:2185467X)
巻号頁・発行日
vol.67, no.4, pp.I_1453-I_1458, 2011 (Released:2012-03-14)
参考文献数
9
被引用文献数
1 1

The spatiotemporal distribution of seawater intrusion in the Chikugogawa estuary was analyzed, and its relationship with the temporal variation of phytoplankton and engraulid fish, Coilia nasus, was discussed. The Chikugogawa estuary is vertically well mixed for most of the year, and a salt wedge is observed only when the tidal range decreases to 2 m or less. We found that the ratio of chlorophyll-a to pheophytin-a during the semilunar cycle varied according to the change in the mixing conditions in the estuary. Further, the number of sampled estuarine fish was related to the salinity and tidal range within the estuary; the fish was caught when the salinity was low and the tidal range was large. It is necessary to regulate the fresh water discharge in the estuary in order to maintain a low-salinity region that is suitable for the migration of fish and their spawning areas to the downstream of the river mouth barrage.
著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.642, pp.8-13, 2016-06-27

最終列車が通過してから1時間後の午前1時半過ぎ、横浜中心部の地下を通る横浜市営地下鉄ブルーラインの関内駅構内にブレーカーの音が響き始めた。コンクリートの道床に鉄筋コンクリート(RC)製の枕木を直接埋め込んだ「直結軌道」と呼ぶ地下鉄特有の軌道か…
著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.516, pp.60-71, 2011-03-28

九州新幹線の博多─新八代間約130kmでは、密集市街地や地下水など、工事中の周辺環境への悪影響の低減が大きな課題だった。トラブルの芽を摘むために計画や工法を変更し、工期やコストの圧縮を図った。
著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.609, pp.6-11, 2015-02-09

2013年に水害を受けた京都市嵐山地区を流れる桂川の改修工事が進む。景勝地の中心である渡月橋付近の施工は、観光客が比較的少ない1月から3月の間に限定した。本格的な河川改修に向け、景観と治水の両立を模索している。
著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.619, pp.76-79, 2015-07-13

2015年初めから東京駅丸の内口側の駅前ロータリーの一部を封鎖して、再整備する工事が本格化した。以前は写真の右手に高さ13mの換気塔がそびえていたが、駅舎の景観に配慮して、高さ4mに改修した。換気塔の工事は14年に終えている
著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.641, pp.76-79, 2016-06-13

■ 位置図5月12日深夜、豊洲市場の中心部に歩道橋が架けられた。整備中の環状2号と補助315号の交差点で、移転元の築地市場から南東に2kmほど離れた場所だ。施工はJFEエンジニアリング(写真・文:大村 拓也)❶豊洲市場の水産卸売場棟のそばでは、防潮護岸の工…