著者
末吉 広貴 小西 宗生 森住 俊美 大矢 智之
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.36, no.42, pp.15-18, 2012-10-11
被引用文献数
1

NOTTV(ノッティーヴィー)のコンテンツ保護・アクセス制御技術は,V-high帯における携帯端末向けマルチメディア放送サービス(以降,「モバキャス」と記載)において,リアルタイム型放送,および,ダウンロード型放送で実現される様々なサービスを有料放送として提供するうえで重要な技術である.本稿では,コンテンツ保護・アクセス制御技術のうち,放送と通信を連携させたライセンス配信について述べる.
著者
シン キユン 小田 恭弘 古野 辰男 丸山 珠美 大矢 智之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.251, pp.169-174, 2010-10-20
参考文献数
8
被引用文献数
1

MIMO伝送方式は複数ストリームの並列伝送が可能な方式として,周波数利用効率が高い無線通信方式として注目されてきた.しかし,見通し伝搬路では,直接波が支配的になり,MIMO信号の分離が困難になる.そのため,見通し伝搬路におけるMIMO(見通しMIMO)は,チャネル容量が著しく低下することが知られている.本報告では,電波を反射する反射板を見通し伝搬路上に設置することによって,見通しMIMOのチャネル容量改善効果に関して検討した.完全見通し伝搬路における2×2MIMOの固有値解析などによって,反射板の効果を明らかにし,計算機シミュレーションによってチャネル容量が増加することを示す.
著者
サギャムウォン ジャトゥロン 藤原 淳 大矢 智之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.25, pp.61-66, 2006-04-14
被引用文献数
1

各ノードがビームフォーミングを行う無線メッシュネットワークにおいて、負荷分散を実現する通信経路設定を行った後に、異なる経路間で干渉を与える可能性のあるリンクに対して、より与える干渉が少ないリンクを通信経路とし、その新たな経路に基づいてアンテナのビーム方向を制御する方式を提案する。提案方式によりネットワークの合計スループットが向上することを計算機シミュレーションにより明らかにした。
著者
山口 博幸 小桐 康博 大矢 智之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DSP, ディジタル信号処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.41, pp.69-72, 2002-05-02
被引用文献数
2

IMT-2000のマルチメディア通信サービスの中核のひとつである,ビジュアルフォン,および,映像クリップ配信について,標準化技術を解説する.3G-324M,MP4ファイルフォーマットとして3GPPにて標準化検討されたものである.さらに,それぞれの高機能化として,マルチリンク技術,Timed Text技術をとりあげ,設計指針を示す.
著者
菊入 圭 仲 信彦 大矢 智之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告オーディオビジュアル複合情報処理(AVM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.66, pp.55-58, 2005-07-08

これからのモバイル通信は、通信速度の飛躍的な向上と、それによる従来にないリッチなコンテンツを利用できることが期待されている。本稿では、次世代の通信形態のひとつとして、モバイル立体音響通信について述べる。まずモバイル立体音響通信の主要なアプリケーションを紹介し、そのシステム構成を述べる。これらシステム構成の中で、最もモバイル通信に適していると思われるサーバ・レンダリング型システムの課題は、伝送レートの増大、再生される立体音場のユーザの動きへの追従が挙げられる。これらの課題を解決するため、パラメトリックステレオ符号化を用いたサーバ・レンダリング型システムを考え、クライアント側のデコーダにおけるローカル立体音響レンダリング方法を提案する。計算機シミュレーションにより、本提案方法で修正されたバイノーラル信号は、線形補間したHRTFを畳み込んで生成したバイノーラル信号とほぼ同程度の音響定位性能であることを確認した。This paper describes applications and audio signal processing technologies for mobile spatial audio communications,which will be one of the next generation mobile communications. The authors propose a local spatial audio rendering method for parametric stereo decoders. The proposed method enables server-side-rendering systems to follow user`s head moving faster. From computer simulation results,a binaural signal modified by the proposed localizes a sound image comparable to a binaural signal convolved with an interpolated HRTF..
著者
菊入 圭 仲 信彦 大矢 智之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. AVM,[オーディオビジュアル複合情報処理] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.49, pp.55-58, 2005-07-07
参考文献数
8

これからのモバイル通信は, 通信速度の飛躍的な向上と, それによる従来にないリッチなコンテンツを利用できることが期待されている.本稿では, 次世代の通信形態のひとつとして, モバイル立体音響通信について述べる.まずモバイル立体音響通信の主要なアプリケーションを紹介し, そのシステム構成を述べる。これらシステム構成の中で, 最もモバイル通信に適していると思われるサーバ・レンダリング型システムの課題は, 伝送レートの増大, 再生される立体音場のユーザの動きへの追従が挙げられる.これらの課題を解決するため, パラメトリックステレオ符号化を用いたサーバ・レンダリング型システムを考え, クライアント側のデコーダにおけるローカル立体音響レンダリング方法を提案する.計算機シミュレーションにより, 本提案方法で修正されたバイノーラル信号は, 線形補間したHRTFを畳み込んで生成したバイノーラル信号とほぼ同程度の音像定位性能であることを確認した.
著者
吉村 健 大矢 智之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.122, pp.17-20, 2003-06-13

本稿では,コンテンツ配信ネットワーク(CDN)から配信されるコンテンツを受信し,無線リンクにおいて同報配信する放送型メディア配信ゲートウェイを提案する.本ゲートウェイは,3GPP準拠のストリーミング配信プロトコル規格から移動通信向け放送用配信プロトコルに変換する機能を有し,バックボーンネットワーク上のCDNと,無線リンク上の同報配信によって大規模かつ効率的なメディア配信が実現できるとともに,特定の地域に限定したスポット的な放送型メディア配信も可能となる.また本ゲートウェイの実装についても報告する.