- 著者
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太田 幸夫
- 出版者
- 一般社団法人 日本デザイン学会
- 雑誌
- 日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第55回研究発表大会
- 巻号頁・発行日
- pp.99, 2008 (Released:2008-06-16)
薬の正しい服用指示はこれまで、病院ないし薬局で入手する薬の容器または紙袋に文字で表示されてきた。その文字表記の意味内容を正しく理解し、正しく服用することは、全ての人にとって極めて重要でありながら、実際には困難が伴っていた。用語の難しさ、小さな文字による視認性と可読性の低さ、言語の違いなどが主な原因であった。
本研究では、薬の服用者の年齢差や、多国籍化や輸出入などを考慮し、教育程度や国語の違い、視覚障害や表示スペースの制約などを克服し、全ての人にわかりやすい薬の服用指示を可能とする視覚言語デザインを研究・開発する。さらにそのデザイン成果の国際標準化をめざす。