著者
中橋 雄 寺嶋 浩介 中川 一史 太田 泉
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.373-382, 2010-02-20 (Released:2016-08-06)
参考文献数
14
被引用文献数
1

本研究は,「電子黒板を活用して学習者が考えを説明する学習活動」で生じる相互作用を調査し,学習者同士の思考と対話を促すために教師が行った指導方略をモデル化して捉えることを目的としたものである.学習場面をビデオで撮影するフィールド調査により,学習者および教師の発話と行動について分析を行った.その結果,教師の指導方略として,「対話のための場を整える」,「説明方法を指導する」,「自らモデルを示す」,学習者の説明に対して「受け答える」,「思考を促す問いかけをする」といった事象のカテゴリーが生成された.そして,それらを構成する要素の中には,<提示画像を準備する><説明を書き込むよう注意する><印の付け方を注意する><色を変えて比較させる><書き込みを保存させる><立つ位置の見本を示す><身振り手振りの見本を示す>といった電子黒板を活用することによる特徴的な所作・動作を伴う事象が確認された.
著者
太田 泉 本多 健一郎
出版者
The Kansai Plant Protection Society
雑誌
関西病虫害研究会報 (ISSN:03871002)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.107-109, 2011 (Released:2011-09-01)
参考文献数
8
被引用文献数
1 1

Sitobion akebiae is a promising alternative host aphid using a banker-plant system of Aphidius gifuensis. This study was conducted to evaluate the effect of host plant species and varieties on population growth of S. akebiae. Barley, wheat, oats and rye were tested in this study. The population increase of S. akebiae were lower on seedlings of the barley variety ‘Shunrai’ than other plants. But S. akebiae successfully increased on the matured plants with ears of ‘Shunrai’. These results suggest that young seedlings of the barley ‘Shunrai’ should be useless for host plants of S. akebiae.
著者
太田 泉 武田 光能
出版者
関西病虫害研究会
雑誌
関西病虫害研究会報 (ISSN:03871002)
巻号頁・発行日
vol.56, pp.1-5, 2014
被引用文献数
7

害虫アザミウマ類の捕食性天敵であるタイリクヒメハナカメムシに,コリアンダー,シロツメクサ,スィートアリッサム,スカエボラ,ソバ,ディル,バーベナ,ハゼリソウ,ホーリーバジル,マリーゴールドの花もしくは葉を与えて飼育し,生存期間の比較を行った.フレンチマリーゴールドを除く9種類の植物において,花を与えられた個体は同植物の葉を与えられた個体よりも長く生存できた.特に,コリアンダー,スィートアリッサム,スカエボラ,ソバ,ディル,ホーリーバジルの花では,生存期間が葉の場合の4倍以上長くなった.タイリクヒメハナカメムシ幼虫にソバの花を与えて飼育した場合,成虫までに発育できた個体は,スジコナマダラメイガ卵を与えた個体より少なく,また,成虫まで発育した個体の後脚脛節長もスジコナマダラメイガ卵で発育した個体より短くなった.さらに,雌成虫にソバの花を与えた場合の産卵数も,スジコナマダラメイガ卵を与えた個体の産卵数より少なかった.
著者
中橋 雄 寺嶋 浩介 中川 一史 太田 泉
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.373-382, 2010
参考文献数
14

本研究は,「電子黒板を活用して学習者が考えを説明する学習活動」で生じる相互作用を調査し,学習者同士の思考と対話を促すために教師が行った指導方略をモデル化して捉えることを目的としたものである.学習場面をビデオで撮影するフィールド調査により,学習者および教師の発話と行動について分析を行った.その結果,教師の指導方略として,「対話のための場を整える」,「説明方法を指導する」,「自らモデルを示す」,学習者の説明に対して「受け答える」,「思考を促す問いかけをする」といった事象のカテゴリーが生成された.そして,それらを構成する要素の中には,<提示画像を準備する><説明を書き込むよう注意する><印の付け方を注意する><色を変えて比較させる><書き込みを保存させる><立つ位置の見本を示す><身振り手振りの見本を示す>といった電子黒板を活用することによる特徴的な所作・動作を伴う事象が確認された.