著者
竹之内 隆志 奥田 愛子 大畑 美喜子
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
体育学研究 (ISSN:04846710)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.419, 2013

体育学研究第57巻 第 2 号に掲載された下記論文に誤りがありました.<br/> 訂正してお詫び申し上げます.<br/><br> 訂正箇所:382頁右41行目から383頁左 3 行目<br/><br> 【誤】小学 1 年生以降に何らかの競技を経験してきた年数の平均は,男子選手では<u>9.55</u>年(SD=<u>4.19</u>)で,女子選手では<u>8.99</u>年(SD=<u>4.01</u>)であった.<br/><br> 【正】小学 1 年生以降に何らかの競技を経験してきた年数の平均は,男子選手では<u>12.07</u>年(SD=<u>2.25</u>)で,女子選手では<u>11.34</u>年(SD=<u>2.45</u>)であった.<br/><br> 注)誤っていたのは,分析対象者の競技経験年数の平均と標準偏差です.修正箇所は下線で示してあります.なお,この誤りは,当該論文の他の結果に対しては一切影響を及ぼしていません.<br>
著者
奥田 愛子 中込 四郎
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集 第67回(2016) (ISSN:24241946)
巻号頁・発行日
pp.138_3, 2016 (Released:2017-02-24)

後年の競技へのコミットメントの様式と自伝的記憶(原風景、スポーツ原体験、等)との関係性について明らかにすることを目的として、これまで本研究者らは多様な角度から検討を加えてきた。本研究では、成人期まで同一のスポーツキャリア経験(ともに同一種目において思春期から大学卒業後の企業所属のアスリートとして活躍)を重ねてきた2組(A・B)の一卵性双生児アスリートの自伝的記憶について、質問紙ならびに面接を通してその特徴を検討した。その結果、2組の双生児間での原風景は同一で、それは高い力動性を伴う活動であり、相互のかかわり合いが認められる内容であった。また、スポーツ原体験では達成感や競合へのモチベーションの体験が語られ、幼少期の体験をその後の身体活動への興味関心へとつなげていた。つまり、後年まで継続されるキャリアと同様に自伝的記憶においても強い重なりが認められた。さらに競技キャリアでの双生児間の関係性について、「一人よりは二人の方が頑張れる。心強い存在」(A)、「二人で一緒に頑張るという姿勢はずっとある。<略>お互いにライバルという感じはなかった」(B)と語っており、そこでもまた重なりが認められた。