著者
守屋 正彦 井川 義次 山澤 学 柴田 良貴 藤田 志朗 木村 浩 菅野 智明 程塚 敏明
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009-04-01

儒教は、日本では古代より受容され、中国を中心とした東アジアでの一大文化圏を形成してきた。儒教は地域特有の文化と融合もし、礼拝のあり方、また聖像やそれを荘厳する絵画・彫刻は、東アジアの、また日本の各地域に展開し、礼拝の「かたち」は、儀式のあり方、礼拝の諸像の形式や配置、また唱道する詩文や作法などに見られた。その表象について、本研究では東アジアのいくつかの孔子廟を調査し、地域間の文化の同一性と民族的な表現の相違について確認し、5年に及ぶ研究期間中に国際シンポジウムを開催するとともに、年次報告書を作成して研究成果を発信した。
著者
尹 維理 山田 有喜 米田 隆弘 田川 憲男 守屋 正
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, 1995-03-27
被引用文献数
1

癌の治療法は、外科療法、化学療法、放射線療法など様々であるが、最近重粒子線を用いた治療が注目されている。この方法では、正常組織を避けながら治療部位に線量を集中させることが可能であり、効率的且つ安全な治療が行える。しかし、臓器は呼吸によって大きく変位するため、癌の位置を常にモニターしながら治療を行わなければならない。そのために我々は、超音波画像を用いて実時間で癌組織を追跡するための検討を行っている。今回はその第一段階として、呼吸と臓器変位の相関を実験的に調べた。この相関が十分高ければ、計測の容易な呼吸情報を用いて癌のおよその位置を予測でき、追跡処理を高速且つ安定に実現できる。