著者
守屋 正彦 Moriya Masahiko モリヤ マサヒコ
出版者
筑波大学芸術学系日本美術史研究室
雑誌
日本美術研究
巻号頁・発行日
no.3, pp.3-14, 2003-03-31

佐藤正明のサブウェイシリーズにいたる経過については、彼がアメリカ滞在20年を回顧した山梨県立美術館の特別展カタログ《MASAAKI SATO-New York works 1970-1990》(1)に纏められている。カタログ中「サブウェイシリーズ」の解説に、イギリス時代からサブウェイシリーズにいたる内容が記載されている。 ...
著者
守屋 正道 角 光一郎 宮崎 彰吾 青木 主税
出版者
一般社団法人 日本脳卒中学会
雑誌
脳卒中 (ISSN:09120726)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.161-167, 2016 (Released:2016-05-25)
参考文献数
15
被引用文献数
1

【目的】くも膜下出血患者の離床時期が歩行獲得に及ぼす影響について後向きに調査し,アウトカムに影響する要因についても合わせて検討した.【方法】対象は2011 年2 月から2013 年7 月までにSAH(subarachnoid hemorrhage)と診断され外科的治療を行い,理学療法を実施した63 例とした.発症後14 日以内に離床を開始したEarly 群(40 例)と,発症後15 日以降に離床したLate 群(23例)に分類し比較した.また,抽出項目の中からアウトカムに影響する要因を検討した.【結果】Early群の歩行獲得率は有意に高い結果であった(p<0.002).アウトカムに影響する要因は,重症度(p<0.001),年齢(p<0.04),発症から離床開始までの日数(p<0.05)があげられた.【結論】早期離床は,歩行獲得までの日数を短縮させ,早期にADL を再獲得させることを示唆した.アウトカムに影響する要因は,重症度,年齢,離床までの日数であった.
著者
守屋 正彦 藤田 志朗 程塚 敏明 勝木 言一郎 井川 義次 水野 裕史 木村 浩 山澤 学 小出 真理子 秋山 学 柴田 良貴 沖松 健次郎 入口 敦士 大久保 範子 菅野 智明 渡邉 晃 伊藤 たまき 中村 玲
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2014-04-01

調査期間中に進めてきた東アジアに展開する儒教美術の表象の研究は最終年度で、釈奠における孔子表象の研究を中心としたものに考察対象を絞り、国際会議を行った。国際会議は筑波大学国際会議室を会場に、2018年1月26日に開催し、杜正勝(台湾中央研究院院士)、陳芳妹(台湾大学教授)、James McMullen(Oxford大学名誉教授)、關信子(美術史家)による発表を受けて、これまでの研究成果を研究代表者、分担者が行い、その成果報告は『「釈奠-東アジアの孔子祭典を考える」報告論文集』(2018年3月31日)として刊行し、東アジアにおける儒教美術研究の横断的な研究基盤形成への端緒を開いた。
著者
守屋 正彦
出版者
筑波大学大学院人間総合科学研究科芸術学研究室
雑誌
藝叢 : 筑波大学芸術学研究誌 = Bulletin of the study on history of art in University of Tsukuba (ISSN:02894084)
巻号頁・発行日
no.32, pp.46(1)-35(12), 2017-03-01

シンポジウム「礼拝空間―超越者と対峙する場の創造―」 日時:2016年5月28日(土) 14:30-17:30 会場:つくば国際会議場2階大ホール本稿は第六九回美術史学会全国大会、シンポジウム「礼拝空間―超越者と対峙する場の創造―」において、口頭発表した内容を改めて見直し、小論としたものである。著作権保護のため、すべての掲載図版に墨消し処理を施しています。
著者
松崎 啓 守屋 正夫 祖父江 寛
出版者
日本化学会
雑誌
工業化学雑誌 (ISSN:00232734)
巻号頁・発行日
vol.63, no.11, pp.2039-2042, 1960

ペンゼン- エタノールによる樹脂抽出, 1% カセイソーダキアボイル, 17.5 % カセイソーダ抽出処理などを行なったアップランド綿を4%硫酸と1~5時間加熱し,分解溶出する糖をペーパークロマトグラフィーにより定性および定量した。また樹脂抽出処理した木綿の加水分解液をセルロース粉および厚手のロ紙を用いて分別し,D-ガラクトース,L-アラビノース, D - キシロース, L - ラムノース, L - フコースを遊離糖あるいは誘導体として確認した。マンノースおよびリボースの存在は疑わしく,フラクトースは存在しない。木綿中のアラビノース基およびガラクトース基はもっとも加水分解されやすく,その量は脱脂木綿に対しともに約0.3%であるが,キシロース基は酸加水分解に抵抗性で,その量は0.2~0.3%と考えられる。標準セルロース調製法に準じて,1%カセイソーダで10時間キアボイルした木綿中にも,0.05~0.06% .06%程度のアラビノース基, ガラクトース基, キシロース基が残留しており, フコース基, ラムノース基も認められる。
著者
松崎 啓 守屋 正夫 祖父江 寛
出版者
社団法人 日本化学会
雑誌
工業化学雑誌 (ISSN:00232734)
巻号頁・発行日
vol.62, no.6, pp.869-871, 1959
被引用文献数
1

トド松パルプ中の銅アン=モニア液に不溶な部分を精製し,グルコマンナンを単離した。そのマンノース基/グルコース基(M/G)は約4で,少量のギシロース基を含む。パルプをアルカリ抽出し,抽出したヘミセルロースをフェーリング液で精製をくり返すと,M/Gが3~3.5のグルコマンナンと,グルコマンナンおよびセルロースを混じているキシランを主成分とする部分が得られた。酸加水分解したグルコマンナンのM/Gは3.65で結晶性のX線図を示した。キシラン中のアルドバイウロン酸の構造につき考察を加えた。
著者
山川 祥秀 守屋 正憲
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.16-21, 1983 (Released:2007-07-05)
参考文献数
17
被引用文献数
4

‘カベネル•フラン’のウイルスフリー樹と汚染樹の果汁成分の経時的変化を, 1982年に, それぞれ4年生の自根樹を用いて調査し, 次の結果を得た.1. 9月下旬, ウイルスフリー樹の果粒は果重2.15g, 果径14.5mm (果房重240g), 汚染樹のそれらは1.80g, 14.0mm (果房重170g) の最大値に達し, ウイルスフリー樹の果粒の方が重かった.2. 汚染樹の果汁糖度は9月上旬12%に達した後, 全く増加が見られなくなった. 一方, ウイルスフリー樹の果汁糖度は9月上旬以降も順調に増加し, 9月下旬18%に達し, 汚染樹のそれを5~6%も上回った.3. 9月30日, 汚染樹のグルコースは5.75%, フラクトースは5.49%であった. 一方, ウイルスフリー樹のグルコースは8.43%, フラクトースは8.96%であって, 汚染樹のそれらを大きく上回った.4. 果汁酸度は9月下旬, 汚染樹の0.90g/100mlに対し, ウイルスフリー樹は0.60g/100mlと低く, 低酸度であった.5. 9月30日, 汚染樹の酒石酸は0.900g/100mlと高く, リンゴ酸は0.388g/100mlであった. 一方, ウイルスフリー樹の酒石酸は0.664g/100ml, リンゴ酸は0.284g/100mlで, 共に汚染樹より低かった.6. 完熟期, ウイルスフリー樹の果汁pHは3.30, 汚染樹のそれは3.20であった.7. 仕込み5か月後の利き酒によると, ウイルスフリーー樹のワインは品種特有のアロマが強いが, 酸味, 渋味がやや不足した. 一方, 汚染樹のワインはアロマが劣るが, 酸味, 渋味は強く, 赤色も濃かった. したがって, 低酸含量となりがちなウイルスフリー樹の場合, 原料果実の収穫, 仕込み時期の選択に問題があるものと思われた.
著者
木村 公太 吉沢 昌純 守屋 正
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMD, 機構デバイス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.694, pp.25-28, 2004-02-27
参考文献数
2
被引用文献数
1

カプセル入り生体試料の音響インピーダンスを画像化する手法について述べた。生体試料はガラスにより保護されている。石英棒センサはカップラーとしての水を介してカプセルの表面に接触される。センサとカプセルの距離を変化させると干渉パターンが変化する。バッキング材として,空気とタングステンのそれぞれに対する干渉パターンより音響インピーダンスは求められる。試料として,カプセルに封入された豚バラ肉の音響インピーダンスを画像化し,本手法の有効性を確認した。