著者
小室睦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ソフトウェア工学(SE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1995, no.55, pp.57-64, 1995-05-31
参考文献数
6

Dylan (Ynamic LANguag)はSmalltalk,CLOSの系譜に属する新しい動的オブジェクト指向言語(ODL,Object Oriented Dynamic Languag)である。Dylanはすぐれた開発環境、デバッグの容易さ、自動メモリ管理など動的言語の特長を保持する一方、小さいアプリケーションの作成、高い実行効率といった、従来C、C++などの静的言語に帰せられていた特長をも実現できるよう設計されている。Dylanはすべてがオブジェクトからなるオブジェクトシステムを持つ点ではSmalltalkに似ているが、メソッドディスパッチや関数定義の扱い方など多くの言語仕様にはCLOSおよびSchemeの影響が見られる。Smalltalk,CLOSに代表される既存の動的オブジェクト指向言語とDylanとの大きな違いは開発環境と実行環境の分離というコンセプトにある。
著者
大坪 博 須井 昌弘 岡本 学 小室 睦
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.17, no.78, pp.19-24, 1993

LDプレーヤーをべ一スにインタラクティブLDプレーヤーの開発を行った。LDプレーヤーをドライブとして扱い、複数のシステムに対応させるため、LDプレーヤーをパック対応とした。コントロールパックを装着することにより、株式会社セガエンタープライゼス、NECホームエレクトロニクス株式会社の仕様の既存のゲームがプレイ可能であり、レーザーアクティブというLD動画を主体とした新しいメディアが再生可能となる。本稿では、開発を行ったレーザーアクティブシステムの概要説明並びにこれら異なったシステムを共用するための技術、LD映像とコンピュータ画像の合成方法、CD-ROMゲーム機との互換性の確保等、主な技術開発ポイントについて述べる。