著者
田中 済 渡辺 鉄哉 沢村 峰夫 尾中 敬 山口 朝三 中桐 正夫 秋田 亨 小平 桂一 西 恵三
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙科学研究所報告. 特集 (ISSN:02859920)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.35-52, 1983-03

オリオン座の三つ星および大星雲を含む8°×8°の領域を中心波長1328A, 1484A, 1640A, 1796A, 1951Aで絶対測光した。約110個の恒星が同定され, うち62個の紫外放射フラックスが求められた。背景散乱についても有効なデータが得られた。
著者
小平 桂一/渡辺 鉄哉/山口 朝三/中桐 正夫/渡部 潤一/田中 済/尾中 敬
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙科学研究所報告 (ISSN:02852853)
巻号頁・発行日
vol.57, pp.2-15, 1988-09

乙女座銀河団の中心領域の遠紫外撮像観測を絶対較正された2機の望遠鏡と紫外域二次元検出器を用いて行ない, 今までに遠紫外(波長1500A)輻射量の測られていなかった9個を含む15個の銀河の絶対測光を行なった。また観測中に視野に入った紫外天体の同定と測光を行なった。
著者
家 正則 海部 宣男 小平 桂一
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.269-276, 1992-04-05
被引用文献数
5 5

国立天文台は平成3年から8年計画でハワイ島マウナケア山頂に口径8 mの光学赤外線望遠鏡 (JNLT, 愛称「すばる」) の建設を開始した. この望遠鏡 (図1) は, 集光力・解像力・観測波長帯域などにおいて既存の望遠鏡をはるかに凌ぐ性能を持ち, 観測天文学に新しい時代を拓くことを目指して建設される. 具体的には波長0.3〜30 μmの可視光・赤外線で, 宇宙の果てのクェーサーや銀河を観測し宇宙の構造と進化を解明すること, 銀河内での星形成領域の観測から星や惑星系の誕生の過程を解明すること, などを目的としている. 本計画の概要と天体物理学に与えるインパクトについて展望する.