著者
曽 啓雄 小林 昭世
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第63回研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.54, 2016 (Released:2016-06-30)

『正字通』は、33298字の解釈(俗意味)や起源などを編纂し、17世紀に出版された。その中の色彩語を通して、当時の色彩文化を探ることができる。 『正字通』における色に関する糸部首の語は、以下の31文字である。 紅、素、紫、紺、絑、絳、緑、綪、、緅、緇、緋、緗、緹、緺、縉、、縓、、縞、、縹、、繄、繎、、、、、、纁。 それら文字を修飾する色彩形容詞は次の7文字である。 浅、微、純、大、鮮、含、退。 紫と赤に関しては、異なる説明があり、これには疑問がある。 本研究では、これらの文字の解釈を見ていくことで、特に、染色における明時代の色彩文化の一端を明らかにした。
著者
小林 昭世
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.3, 2011

デザインの対象であるユーザーの経験、インタラクションを時間軸、とくにシナリオによる時間とゲームによる時間に基づいて記述する。
著者
小林 昭世
出版者
特定非営利活動法人 横断型基幹科学技術研究団体連合
雑誌
横幹 (ISSN:18817610)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.17-20, 2012

This article describes the field of human-artifact interaction to develop "timeaxis design"from a semiotic viewpoint. I focus especially on narratology and ludology for considering the subject,and discuss the structure of dynamics of time flow in the field of narrative and game in design.(1) Narratology and ludology offer some effective concepts for interaction design as well as game.(2) Personalized (informal) time is significant in defining timeaxis in interaction.(3) Time in the course of interaction is nonlinear and polychronic.(4) Chronomic factors are necessary in considering reality and agency in interaction.