著者
椿 広計
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.49-49, 2007

Karl Pearsonの科学の文法は,近代計量諸科学発展の横断的原動力であった.我が国では,ロンドン留学自体の夏目漱石に与えた影響は大きく,彼独自の文学論を創生することになった.本講演は,この歴史的経緯を諸文献などで明らかにする.
著者
古澤 和行
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.126-126, 2011

サービス・イノベーションにとって重要なのは、サービスの提供者と受け手との間に生じる経験に対する意味をどのように変化させるのかという点である。本報告ではサービスにおけるアーティファクトについて考察し、アーティファクトがこれらの意味の生成と変化に対してどのような意義を持つのかを検討し、サービス・イノベーションに取り組む際のインプリケーションを提示する。
著者
加藤 英明 岡田 克彦 山崎 尚志
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.95, 2011

日本で対象者が最も多いであろう企業に勤めるサラリーマンの昇進について、早生まれの効果の存在の有無を検証することにした。戦後、サラリーマンは急増し、過半数を超える日本人がサラリーマンである。ある人はもの作りの専門家として、またある人は作られた製品を売買する営業マンとして企業に就職し、多くの場合、同じ会社でサラリーマンとしての人生を終える。順調に昇進をして、役員、あるいは、社長になることがサラリーマン人生のゴールのひとつとしたら、そのゴールにおいて、早生まれは不利になっているだろうか。幼少年期の劣等感が悪影響を及ぼしている可能性はあるのだろうか。この点を明らかにするために日本の上場企業における役員、社長の生まれ月から検証する。
著者
池田 新介 康 明逸
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.45, 2011

ウェブによる全国規模の選好調査データを用いて、負債保有が双曲割引(現在バイアス)やせっかちさ(imaptience)の程度と正の相関をもち、符号効果(割引に関する利得損失の非対称性)と負の相関をもつことを示す。双曲割引との相関は、とくに単純な(ナイーブな)回答者に有意に検出され、深慮者(ソフィスティケイテッドな人)サンプルでは高々非有意な相関しか見られない。クレジットカード負債の保有や消費者金融の利用経験、債務不履行経験などの過剰債務傾向にも、双曲割引や忍耐力のなさと同様の相関が見られる。
著者
外山 ●(口偏に禾)之 加藤 鴻介 福山 倫基
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.58, 2011

ITのカーバ領域がグローバル化した企業の全領域を包み、為替レートの変動が企業活動の底辺からを揺すぶる時代の迅速な意思決定支援システムに対処するには、経営管理の根底から見直し全面的に従来とは異なるベースが必要である。そのためには、複雑さを克服し、マクロ視点とミクロ視点の整合性を備え、参画者が言語の壁を越えて、連鎖する仕組みを共有できる必要がある。筆者等はこのベースとして構造マトリクスを長年追求してきた。さらにもう一点の壁は、事務系と技術系の接点境界となってきた原価システムである。筆者等は、構造マトリクスの上でActivityとUnit Cost をPairで提供する世界を先達の努力を引き継いできたが、今回、Activity、Unit Costと個別Total Costの三者(Triplet Costing)を提供し、その比率、共有比等を提供し、ここを核とする意思決定も可能と考えるに到った。 これらの概要を紹介したい。(注) 構造マトリクスを一言で言えば、産業連関表の各要素をベクトル、あるいはマトリクスとして扱い、複雑な大規模な因果連関を明確に表す手法で、ヨーロッパ、韓国等の財閥企業の意思決定で深く適用されてきた技法で、更なる進化が期待できる。
著者
小林 昭世
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.3, 2011

デザインの対象であるユーザーの経験、インタラクションを時間軸、とくにシナリオによる時間とゲームによる時間に基づいて記述する。
著者
遠藤 薫
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.72, 2009

This paper makes clear differences between the fads in former times and the internetfads mediated by social media today. Then, it points out that various fads or collective effervescenceshave been triggers of big social changes, or rather the triggers of social formation. Finally, itdiscusses that in today's world, which can be called as "inter-media" society because multi-layeredmedia including social media are embedded, collective effervescences are easy to be caused.
著者
大須賀 公一
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.D-2-1, 2017

Adaptive behaviors that living things show are thought to be generated from brain / body / environmentalinteractions. However, in order to understand this essence, it is necessary to pay attention to a minimalisticset of interactions of the brain, the body, and the environment, and to extract the underlying controlstructure there. Therefore, in this research, we propose a novel methodology to observe behavior by stepwiseinhibiting (zombizing) the upper brain functions of living things.
著者
内藤 優太 橋本 康弘 陳 Yu 大橋 弘忠
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.131, 2007

電力市場における大きな特徴として連係線制約などのネットワーク制約が挙げられる。発電会社と電力システム管理者をエージェントとし,各エージェントはネットワーク制約やノーダルプライスなどを考慮しながら線形計画法を用いて市場への24時間の入札戦略や送電計画を決定する。本研究ではネットワーク制約などを考慮したマルチエージェントによる基礎的な電力市場モデルを提案する。
著者
桑子 敏雄
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.19, 2005

社会資本整備をめぐる社会的環境の変化に応じて、従来のような、行政プロセスと科学技術が結合したトップダウン型の国土形成のあり方に対し、地方分権、住民参加型の話し合いの考え方として、「合意形成という思想」の重要性が認識されている。他方、この考え方は、同時に、隠れた情報を発掘し、新たな知を創造するための技術としても捉えることができる。
著者
板倉 宏昭
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.22-22, 2011

地域産品ビジネスには,消費者と生産者間の人間的な物語に対する能動的な共感によるヒューマン効果(human effect)が要素となる。理論的には,消費の外部性の議論だけでは不十分であることを示したい。消費者は、希少性、流行、奢侈性といった他の消費者に対する受動的な反応をしているだけではない。以上のことを四国地方のケーススタディを通じて検証したい。
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.D-1, 2015

D-1一般講演①<br>座長:荒川 雅裕<br><br>D-1-1わが国の水素ステーション導入における戦略形成モデルの一考察 -制度的空白論によるスマートコミュニティ導入モデルとの比較検討から-○藤井 享(日立製作所), 三藤 利雄(立命館大学大学院)<br>D-1-2温暖化の最終断末魔の回避方法の提案○外山 咊之,中島 信 (マネジメント・サイエンス株式会社)<br>
著者
木村 昌臣 鍋田 啓太 大倉 典子 土屋 文人
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.93, 2009

医薬品の使用の安全性は、医薬品に関する医療事故を防止するためのキーとなるもののひとつである。これを担保するため、従来は医薬品の名称・外観が類似したものについての注意喚起や実務に採用しないなどの工夫がされてきたが、このような工夫にも関わらず、実際に事故が起こってしまったことを鑑みるとこれらの工夫だけでは対策として不十分と言わざるを得ない。本来、正しい医薬品を適切に使用するためには、用法・用量が正しいものであるかを使用者に確認させる必要があり、これにより使用の安全が担保されると考えられる。そのためには、各医薬品の用法・用量に関する情報を保持するためのデータベースが必要である。そこで、PMDAから公開されている医薬品添付文書情報のうち、用法・用量に関係する部分に対し、テキストマイニング手法を適用し、これに含まれている情報を抽出し、このデータベースのスキーマ定義に必要な項目を提案することを試みる。
著者
大倉 典子 青砥 哲朗
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.82-82, 2007

かわいい人工物の系統的研究について、その研究を行なう趣旨や背景について述べ、関連する文化論を紹介する。さらに、そこから立てた仮説を検証するための簡単な予備実験を実施し、人工物の形に対する「かわいい」という評価が年齢や性別によって異なることを示す。
著者
SONG Yuting BATJARGAL Biligsaikhan 前田 亮
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.E-4-5, 2017

In recent years, as the Web technologies have matured in more and more countries, many culturalmemory institutions, such as libraries, museums and cultural heritage organizations, all around the world beginto digitize their collections and provide them on the Internet with metadata in different languages. With the emergenceof multilingual digitized collections, it opens up new opportunities but at the same time poses languagebarriers for accessing these large quantities of digitized collections. In this paper, we propose a method to findthe identical Ukiyo-e prints between databases in different languages by exploiting semantic similarity ofmetadata across languages, in order to achieve our ultimate research goal that aims to provide multilingual accessto multiple and diverse databases. We believe our proposed method could assist users in accessing Ukiyo-e databasesregardless of languages.
著者
岡本 吉晴
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.213-213, 2005

インターネットは自律協調分散型の複雑系である。その進展により、経済・社会の構造は「供給者主導型」から「消費者主導型」に変化している。消費者はネットで繋がって供給者以上の情報を持ち始めており、企業と製品と消費者たちのネットワークでの経験という場で、それぞれの価値を創り出すパラダイムに変化してきている。本講演では、20世紀の物質文明の終焉と新たな共創のイノベーションの方向について論じる。
著者
内田 誠 白山 晋
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.176-176, 2005

近年の情報通信手段の発達によって、場所や組織の壁を越えた新たな個人間のコミュニケーションネットワークが形成されている。そのようなネットワークの1つとして本研究ではSNSに着目し、そのネットワーク構造上で生じる情報伝播の現象について実データを用いながら複雑ネットワーク分析と計算機シミュレーションによって分析する。さらに、理論的なネットワーク構造モデルとの比較によりSNSネットワークの特徴を明らかにする。
著者
橋本 悠希
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.29-29, 2011

我々は第12回国際学生対抗バーチャルリアリティコンテストにおいて,口を用いた「吸い込む」行為に着目し,主に口内や口唇への感覚提示を行う吸飲感覚提示デバイス:Straw-like User Interface(SUI)を開発した.本装置は,様々な物体を吸飲する際に口内や口唇へ伝わる感覚を抽出し体験することを可能とする.本稿では,SUIの詳細とそれを用いた作品に関する解説を行うと共に, SUIに関するコンテスト後の展開について述べる.