著者
小脇 光男
出版者
熊本大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2010

教養科目「中東の文化と歴史」において、異文化理解の視点から教育実践を行ないながら、教養教育にふさわしい教材および効果的な教授法の開発に向けた基礎的調査研究を行なった。日本と中東の関わりにも視点を置き、リアルタイムの中東情報を多用した教材は中東を身近な存在として意識させることに意義があった。さらに、授業の中に基礎的なアラビア文字の学習を導入する方法は異文化としての中東への関心を高めることに大きな効果があった
著者
柘植 洋一 乾 秀行 小脇 光男 池田 潤
出版者
金沢大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010-04-01

研究が余り進んでいないエチオピアのオモ系,クシ系,ナイル・サハラ系の諸言語を対象にして,それら言語の言語学的な記述を進めるとともに,大きく変容しつつある現代において言語もどのように変わりつつあるかを明らかにしようとすることを主眼に,現地調査を行ってその実態を明らかにした。後者については特に文字化の過程に焦点をあてて調査・研究を行った。また,得られたデータをGISを使ったデータベースに組み込むことにより,基礎的なデータの蓄積を行い研究の基盤を提供するだけでなく,他の研究者も利用できるできる体制を整えることにより,類型論的な研究などにも貢献できることになった。