著者
野村 実広 村上 道夫 小野 雄也
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.69, no.3, pp.171-175, 2017-05-01 (Released:2017-05-30)
参考文献数
18

近年,気候変動と犯罪の関連への懸念が増している.本研究では,1967 年から2011 年までの東京都における気温と犯罪件数の関係を調査した.強姦と猥褻が夏季に多いことが判明した.強姦と猥褻の月別犯罪件数比(当該年における1 カ月あたりの平均件数に対する当該月の犯罪件数の比)は,それぞれ冬季,夏季に平均気温の上昇とともに有意に上昇した.気温の上昇は強姦と猥褻のリスクの増加をもたらす可能性があることが示唆された.
著者
山田 玄卓 小野 雄也 伊坪 徳宏
出版者
日本LCA学会
雑誌
日本LCA学会研究発表会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.190, 2011

世界的に水問題に対する関心が高まっており、ISOではウォーターフットプリントにおいて水消費量に対する汚染を対象としているのに対し、ウォーターフットプリントネットワークでは水汚染に対して許容濃度に必要な水消費量を算出している。現在日本でもデータベースの開発が行われているが、水の汚染に関しては行われていない。そのため水の汚染をウォーターフットプリントで算出し、N,Pの富栄養化物質に注目して、潜在的水消費量を算出した。