著者
増田 真平 高橋 英之 栗原 正仁 山内 康一郎
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第22回全国大会(2008)
巻号頁・発行日
pp.280, 2008 (Released:2009-07-31)

顔画像を推薦するシステムとして、従来はタグ情報を用いた手法が多用されて来た。しかし、この手法ではユーザーが複数のタグに対してどのように重みを付加しているか考慮できない.そこで本研究では他人が主観的につけた顔の評価値の平均値を疑似メタ情報として利用可能かどうかを考察した。
著者
西田 京介 島田 章平 石川 悟 山内 康一郎
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J91-D, no.1, pp.51-64, 2008-01-01

オンライン学習を行うパターン分類システムにとって,学習対象の様々な変化に対応する能力は実世界問題を扱う上で必要不可欠である.特に,学習システムにとって重大な変化が突然発生した場合,すなわち,変化前の学習結果が新たな学習対象への適応を大きく阻害する場合には,変化をできる限り高速に検出して対応する必要がある.突然かつ重大な変化のみを正確かつ高速に検出可能な手法を実現するために,本研究では柔軟に様々な変化に対応できる人間に着目した.「最近の分類精度が高い状況で確信度の高い回答が短期間に連続して否定されるほど,人間は変化を高速に検出できる」という作業仮説を立てて行動実験を行い,得られた知見からLeaky Integrate-and-Fireモデルをもとにした手法を提案した.その有効性を検証するため計算機実験を行ったところ,ノイズがない場合とノイズや緩やかな変化が存在する場合の両方で,提案手法は従来手法よりも高い検出性能を実現できた.今後の課題は,問題に大きく依存するパラメータ値を学習中に自動で調整することである.
著者
鳴海 建太 西田 京介 山内 康一郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.605, pp.1-6, 2007-03-08
被引用文献数
2

現在スパムメールが問題化しており,メールの内容を基にスパムメールか否かを分類するスパムメールフィルタが多数考案されている.その中でもNaive Bayesなどの統計的学習機械を利用したフィルタは多く実用化されており非常に高い精度を実現しているが,多数のメールの学習を行った後はこれまでの傾向とは違うメールの学習が進みにくくなってしまう.日々変わり続けるスパムメールに対処するにはこの問題を解決しなければならない.一方,学習に即応性があるフィルタとしてはNearest Neighborに代表されるインスタンスベースの学習機械を用いたフィルタがあるが,計算量や使用メモリ量が大きいため多くのメールを保持して分類に使用することができない.そこで本研究では,即時的な学習を行うインスタンスベースの学習機械と,過去の大量の知識を記憶する多数の統計的学習機械を組み合わせて分類を行うことで,スパムメールの変化に対応できるフィルタを提案する.また,計算機実験による他の学習機械のフィルタとの比較によって,提案フィルタが変化に対応して優れた分類精度を実現することを示す.