著者
竹内 広宜 杉山 喜昭 太田 千景 山口 高平
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

テキストマイニング分析では、事前に分析観点を設定し辞書を作成する。そして分析ではテキスト中の概念同士の共起関係から有用な知見が得られることが多い。しかし、分析観点の設定やどの分析観点間に注目すればよいかは、分析者の経験やスキルに依存する。本論文では、市場分析におけるセグメント分析に対して、マーケティングミックスを考慮した分析オントロジーとテキストマイニング分析手法を提案し、有効性を検証する。
著者
小森 麻央 阿部 秀尚 橘 恵昭 山口 高平
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.709, pp.41-42, 2001-03-12

知識発見プロセスは,大きくデータ前処理とデータマイニングに分けられる.本稿では,属性処理と属性値処理に焦点をあてて,シーズ属性に基づく属性集合の決定方法について実験を行い,評価した.属性選択法としては,すべての属性の組合せを探索することはごく小規模な問題でしか現実的でないため,属性の出現頻度を考慮した少数のシーズ属性集合に,属性値処理を適用し,その中から最良のものを初期属性集合とし,さらに逐次的に他の属性を付加しながらよりよい属性集合を選択していく方法を採用した.小規模な野球のデータに対してはこれらの方法論は有効であった.今後はもっと大規模なデータ集合に対しても実験を行い,より一般的な知見を得,前処理の支援環境に結びつけることが目標である..
著者
福田 直樹 山口 高平
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. KBSE, 知能ソフトウェア工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.270, pp.13-18, 2005-09-05

本論文では, セマンティックWeb技術を用いたWebサービス技術の拡張として提案されている, セマンティックWebサービスとその概念モデルに関する研究動向について報告する.セマンティックWebの基盤技術であるオントロジー記述言語OWL(Web Ontology Language)について概観する.Webサービス技術の概念モデルとして提案されているWSMO(Web Service Modeling Ontology)における概念のモデル化手法, およびその概念モデルを用いたWebサービス連携環境について, 最新の研究動向を報告する.
著者
槫松 理樹 山口 高平
出版者
社団法人人工知能学会
雑誌
人工知能学会誌 (ISSN:09128085)
巻号頁・発行日
vol.11, no.4, pp.585-592, 1996-07-01
被引用文献数
3

Although Case-Based Reasoning comes up in order to solve knowledge acquisition bottleneck, a case structure acquisition bottleneck emerges there in CBR instead of it. Because we cannot decide an appropriate case structure in advance, a framework for CBR should be able to improve a case structure dynamically, collecting and analyzing cases. Here is discussed a new framework for knowledge acquisition using CBR and model inference. Model Inference tries to obtain new descriptors (predicates) with interaction of a domain expert, regarding the predicates as the slots that compose a case structure, focusing on the function of predicate invention. The framework has two features: (1) CBR obtains a more suitable group of slots (a case structure) incrementally through cooperation with model inference, and (2) model inference with predicate invention capability discovers the rules which deal with a given task better. The system has been applied to the legal analogy problem to acquire new legal interpretation rules from given precedents. The system has invented two important legal predicates and generated two legal interpretation rules including some legal doctrine related to the problem. And the case structure has been improved using the two invented predicates. The experimental results show us that the framework is promising to acquire knowledge in the field of legal interpretation.
著者
山口 高平
出版者
社団法人人工知能学会
雑誌
人工知能学会誌 (ISSN:09128085)
巻号頁・発行日
vol.22, no.4, pp.461-466, 2007-07-01
被引用文献数
3
著者
竹内 成博 森田 武史 和泉 憲明 山口 高平
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. KBSE, 知能ソフトウェア工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.212, pp.43-48, 2007-09-03

セマンティックWebを実現するためには,既存のWebページに対して機械可読なRDF形式のデータを提供する必要がある.しかし,Web上にはすでに膨大なHTML形式のWebページがあり,それらに対して人手によってRDF形式のデータを提供することは困難である.本研究では,HTMLで記述されたWebページからデータを抽出し,オントロジーを用いることでRDF形式のデータに変換する手法を提案する.この手法により,従来の手法と比べて,HTMLからRDFを抽出するコストを下げることが出来る.
著者
大澤 哲也 福田 直樹 飯島 正 山口 高平
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. KBSE, 知能ソフトウェア工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.588, pp.49-54, 2005-01-18

近年のWebの情報過多により、エンドユーザがタスクに対して適切なWebアプリケーションを見つけるのが困難となってきている。また、ユーザのタスクは提供されているWebアプリケーションよりも粒度が大きいものが多く、ユーザは提供されているWebアプリケーションに応じてタスクを分解し、複数のWebアプリケーションを実行しなければならない。本研究では、Semantic Web Serviceの観点から、エンドユーザのタスクに応じて、既存のWebアプリケーションを自動連携させ、タスクを自動処理する環境を構築することで、ユーザの手間を軽減することを目的とする。その際に、同様のサービスを提供するWebアプリケーションの中からユーザに適したWebアプリケーションを選択するために、評価関数を用いて連携の質を評価してユーザに提示するシステムを構築した。本システムと評価関数の有効性を見るために、2つのケーススタディを用いて動作実験を行った。