著者
佐野 敦子 篠田 まゆ 山田 雅章 滝 欽二 吉田 弥明
出版者
一般社団法人 日本接着学会
雑誌
日本接着学会誌 (ISSN:09164812)
巻号頁・発行日
vol.45, no.8, pp.298-303, 2009-08-01 (Released:2014-07-31)
参考文献数
12

木質構造の接合部に接着剤を併用する場合,現場接着操作終了後の接着性能の変化を知ることは施工管理上重要である。市販の常温硬化型エポキシ樹脂接着剤を用いて作製した接着試験片を施工現場で想定される20℃から60℃で養生し,接着性能試験を行った。さらに同条件で養生したフィルムの動的粘弾性測定から求めた損失弾性率のピーク温度を硬化度の指標として接着性能と硬化度の相関を調べた。動的粘弾性測定の結果から,エポキシ樹脂の硬化は温度の上昇または時間の経過とともに進み,ある程度まで進むと横ばいになること,またその程度は異なる温度で養生した場合は一致しないことが明らかになった。一方,木材接着の接着強さには,接着剤の硬化度の影響がほとんど認められなかった。これは接着剤の硬化が進むと,接着剤の凝集力と木材界面の接着力が木材の凝集力を上回るようになり,接着強さが木材の強度に依存するようになるためである。
著者
山田 雅章
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電氣學會雜誌 (ISSN:00202878)
巻号頁・発行日
vol.112, no.11, pp.885-893, 1992-11-20
参考文献数
4
著者
池田 潔彦 山田 雅章 鈴木 滋彦 鍋田 孝
出版者
静岡県林業技術センター
雑誌
静岡県林業技術センター研究報告 = Bulletin of the Shizuoka Prefecture Forestry Technology Center (ISSN:09162895)
巻号頁・発行日
no.32, pp.29-35, 2004-03

静岡県産のスギ中日材や大径材と南アフリカ産グランディスの丸太より単板切削を行い,高分子イソシアネート樹脂接着剤を用いた単板積層接着により,28mm厚3タイプと9mm厚2タイプの化粧性を重視した構造用合板を製造した。全タイプについて構造用合板JASの2級曲げ試験と同1級曲げ試験を行い,28mm厚タイプは釘1面せん断試験,床組の面内せん断試験を行った。曲げ試験等の結果から,28mm厚の全層スギ合板では,JAS2級のヤング係数基準値を下回る個体が見られ,ヤング係数の大きな丸太を一定量合板原料に加える,表裏層の単板厚を大きくする,第2層の単板方向を表層と同一方向にするなど,原料面や製造面での対応が必要と思われた。一方,表裏単板と心板にグランディス,添え心板にスギ単板を用いた同厚のタイプはJAS1級の曲げ性能基準値を満たす製品製造が可能と考えられた。合板製造ロット内における変動係数は,ヤング係数が5~15%,密度が3~4%であった。また,スギを原料とした28mm厚合板の釘接合性能や水平構面のせん断性能は,木造住宅の剛床組等に用いる構造用面材として十分な性能を有していると思われた。
著者
山田 雅章 岡林 典男
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.37, no.12, pp.1002-1011, 1982-12-05 (Released:2008-04-14)
参考文献数
29

最近スフェロマク(spheromak)という, 球形に近いプラズマ配位が核融合研究において注目されている. この配位は, 宇宙空間に自然に存在する事も考えられ, 特に自分自身の中に流れる電流によって閉じ込め磁場が出来, それによってプラズマが閉じ込められるのが特長である. 従ってこの配位ではトロイダル磁場コイルが要らず, 核融合装置に有望な点が多く, 近来スフェロマク配位が実際に実験室でも作られるようになった. ここでは, 効率の良い核融合装置を作るという観点からこの配位を観て, 最近のこの配位の研究状況を紹介する.