1 0 0 0 法華経

著者
坂本幸男 岩本裕訳注
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
1976
著者
岩本 裕次
出版者
地域安全学会
雑誌
地域安全学会論文報告集
巻号頁・発行日
no.2, pp.161-170, 1992-05

静岡県では、東海地震を想定した総合防災訓練を54年度から実施し、依頼様々な地震防災訓練へ展開し、実施してきている。当県の地震防災訓練の概要をお知らせするとともに、今回この中に分類される津波訓練について紹介する。平成3年度の津波避難訓練が、当県の観光地である"伊豆"-南伊豆町弓ヶ浜海岸で実施された。「8月2日(金)午後2時遠州灘沖を震源とする地震が発生し、気象庁は『津波警報』を発表した。」という想定のもと訓練は開始され、当海水場を訪れた海浜利用者約10,000人の参加のもと津波警報伝達訓練、津波監視、警戒・避難誘導等が行われた。訓練後のアンケート調査結果によれば、京浜地区方面から海水浴に来た十代から二十代の女性が回答者の多くであり、若い女性の世代に伊豆の人気が高いことが窺える。これらの人々は津波避難の指示に従い、訓練に参加してよかったと回答している。しかし、一方では、そのまま砂浜にいて様子を見る等津波の恐ろしさを知らない人がまだまだいることから、啓発活動・津波訓練の必要性を痛感した。
著者
岩本 裕子
出版者
青山学院女子短期大学
雑誌
青山学院女子短期大学総合文化研究所年報 (ISSN:09195939)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.177-192, 2001-12-25

多文化社会ぶあるアメリカ合衆国において,アメリカ黒人たちがどのようにして,「自分探し」をしてアイデンティティを確認していくのか,という問題提起に,映像を通して一つの答えを見つけたい。独立独歩の黒人監督の先達たちが歩んだ道を,1990代にその「息子たち」は何を主張して映画を作り続けたのだろうか。映像の中で「娘たち」は詩を通して何を語り,自分自身を見つけていったのだろうか。公民権運動以降。「差別是正措置(アファーマティブ・アクション)」をめぐる議論は,白人からの巻き返しである「逆差別」議論へと発展し,1996年のカリフォルニア州住民投票「提案209」通過をもたらした。白人ばかりか,黒人をも二分するこの議論を映像はどのようにとらえたのだろうか。白人の立場から描かれた作品二本を通して考える。さらに黒人監督によって多文化社会ととらえられた空間で展開される出来事から,黒人にとっての多文化社会とは何なのかも検討する。自らに誇りを持つこと,その誇りを語りつぐこと,という二つのことは,厳しい歴史を強いられてきたアメリカ黒人という人種の使命であったし,これからも続くことだろう。こと黒人に限ったことではなく,全人種,全民族,当然日本の若者たちにとっても使命であるはずだ。自らの出自に誇りを持ち,語れることから,自分探しは始まるのだから。