著者
岩瀬 幸子 斎藤 英雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.34, pp.119-124, 2002-05-09
被引用文献数
2

現在,サッカーは世界で最も盛んなスポーツであり,その映像データをもとに選手追跡を基本としたさまざまなシーン解析が報告されている.しかし,サッカーはプレーヤーが多いため,選手が重なって見えるといったオクルージョンにより追跡が失敗してしまうことが多かった.特に,移動物体が複数あるサッカーシーンの場合は,オクルージョン発生後の対象物体の対応付けが非常に難しい.そこで本研究では,サッカーのゲームシーンにおいて,複数の固定カメラから撮影された多視点画像を用いることでオクルージョンの問題を解決し,全カメラにおいて選手1人のロバストな追跡を行う手法を提案する.Soccer is one of the most popular sports around the world, and various researches have done for soccer scene analysis by tracking soccer players. However, tracking is often failed when occlusion occurs, then we can not get accurate location of the player. In this presentation, we will show a method of tracking a soccer player using multiple cameras. By using multiple view images, we can get over the occlusion problem, and obtain robustness in player tracking.