著者
岸田 真
出版者
桜美林大学
雑誌
桜美林論考. 人文研究 (ISSN:21850690)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.103-118, 2014-03
著者
岸田 真
出版者
慶應義塾経済学会
雑誌
三田学会雑誌 (ISSN:00266760)
巻号頁・発行日
vol.96, no.1, pp.61-90, 2003-04

論説はじめに1 政府・日銀の在外金融資産勘定と資産残高2 日銀・政府の正貨収支の数量的検討3 1920年代の在外金融資産の動向と日本の正貨・為替政策結論と展望1920年代における日本の国内外での正貨保有の実態を、日本銀行保有史料を用いて残高(ストック)と収支(フロー)の両側面から明らかにし、その分析結果から日本の対外金融政策を再検討した。特に、海外保有正貨の有価証券(外国政府証券・日本政府外債)への運用に着目し、日本の在外金融資産の構成と対外決済構造の変化を指摘するとともに、研究史上通説となっている。「在外正貨の払い下げ」と「在外正貨の枯渇」への評価に対する新たな論点を提示した。This study elucidates the actual conditions of Japan's specie holdings both domestically and abroad during the 1920s using the historical documents and statistics held by the Bank of Japan, thereby reexamining Japan's foreign monetary policy. Particularly focusing on investments of foreign specie holdings in securities (foreign government securities, Japanese government bonds issued abroad), this study highlights a change in the composition of Japan's foreign financial assets and the foreign settlement structure, and proposes a new perspective towards "the drying up of Japan's foreign specie" in the late 1920s, which are commonly held views in the past studies.
著者
岸田 真
雑誌
桜美林論考. 人文研究 (ISSN:21850690)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.53-68, 2017-03-21
著者
濱田 真宏 森川 貴 山崎 大輔 竹内 由佳 大野 良晃 柴田 幹子 岸田 真嗣 今西 政仁 北林 千津子 小西 啓夫
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.49, no.4, pp.297-303, 2016 (Released:2016-04-28)
参考文献数
21

症例は66歳男性. 32歳から2型糖尿病, 52歳時に慢性C型肝炎による膜性増殖性糸球体腎炎からの末期腎不全で血液透析導入となった. X年2月, 腰痛の出現後から左下肢の筋力低下と両下肢痛が出現し歩行困難となったため入院となった. MRIにて胸椎2-3レベルの脊髄の腫大を認め, 左側よりにT1, T2強調画像で淡いhigh intensity areaを認めた. 髄液検査にて水痘帯状疱疹ウイルスを認めたが, 皮疹を認めないことから無疹性帯状疱疹に伴う脊髄炎と診断した. 免疫能が低下していると皮疹が現れにくいといわれており, そのため診断に苦慮することが多い. 本例は糖尿病, 肝硬変, 腎不全などによる免疫不全状態がその要因と考えられた.