著者
島村 潤一郎
出版者
金沢大学附属高等学校
雑誌
高校教育研究 (ISSN:02875233)
巻号頁・発行日
no.70, pp.17-26, 2019-03

どうして日本人はこんなに長時間労働が好きなのだろうかと首を傾げることが多い。 さらに理解できないことがある。結果が出なかった時,「頑張ったから仕方がない」というような言い訳が出てくる点だ。 「頑張る ・ 頑張らない」と「結果が出る ・ 出ない」を交差させると四つの象限ができあがる。 一番いい 組み合わせは「頑張ってない ・結果が出る」で,最低の組み合わせは「頑張る・結果が出ない」である。 いかに効率よく生徒に国語の力をつけさせるかという試みをまとめたものが本稿である。
著者
島村 潤 数藤 恭子 志水 信哉 谷口 行信
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.67, no.7, pp.J219-J228, 2013 (Released:2013-06-25)
参考文献数
19

This paper proposes a detection method of artificial obstacles from a single image. The proposed method first detects local lines as candidates based on the duality of gradient orientation and then globally determines whether they are artificial obstacles by using fractal dimension and the perimeter of the region. The proposed method has two distinct advantages: (1) the accurate detection of artificial obstacles in the form of not only straight lines but also curved lines, and (2) the fast detection of obstacles by using hysteresis thresholding at the global detection phase. Results with real images are presented to illustrate the superior performance of the proposed method.
著者
渡邉 之人 梅田 崇之 島村 潤 嵯峨田 淳
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.74, no.3, pp.588-596, 2020 (Released:2020-04-27)
参考文献数
33

本稿では,低解像度画像を対象とした特定物体認識を考える.遠距離から撮像する場合や,物体が小さい場合など,実用上物体が常に充分な大きさで含まれているとは限らない.解像度が低下し,多くの詳細なテクスチャが失われると,認識精度は大きく劣化してしまう.そこで本研究では,超解像により画像の細部を復元することで,特定物体認識の精度劣化を改善するアプローチを検討する.超解像と特定物体認識の特徴抽出とを行うネットワーク,および,特定物体認識を志向してネットワークをend-to-endで学習する損失関数を提案する.3種類のデータセットを用いた実験を行い,本手法の有効性を明らかにする.
著者
島村 潤一郎
出版者
金沢大学
雑誌
高校教育研究 (ISSN:02875233)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.1-12, 2000-10

四月から三月まで,春夏秋冬,その季節に応じた詩歌を各週,古文の授業の頭に紹介するという「折々の歌」というコーナーを設けてみたことがある。その応用編として生まれた企画の一つがこの企画である。第二弾ということで,今回は「名言」の類をとり扱うことにしてみたが,ただ羅列するだけでは芸がない。というわけで古代エジプトから二十世紀まで,人間の歴史という時系列に沿ってそれらを並べてみた。今回は,ギリシア・ローマ編,アジア編,近代ヨーロッパ編と続くシリーズの第二部である。また「名言をつくろう」というコーナーも途中で設けてみた。以下の記録はここ何年か現代文の授業で行ってきたその企画の授業実践報告である。