著者
後藤 佑樹 井上 澄香 菅 裕明
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.55, no.7, pp.662-667, 2019 (Released:2019-07-01)
参考文献数
11

ペプチド性天然物によく見られる非タンパク質性骨格をもったペプチドは、医薬品シーズとして高い利用価値を秘めている。本稿では、ペプチド性天然物の一種として知られるribosomally synthesized and post-translationally modified peptide(RiPP)の生合成経路を人工的に改変し、非タンパク質性骨格を含有した人工ペプチドを生産する方法論について概説する。