著者
谷津 陽一 片岡 淳 五十川 知子 河合 誠之 水野 恒史 釜江 常好 田島 宏康 高橋 忠幸 斉藤 芳隆 郡司 修一 Yatsu Yoichi Kataoka Jun Ikagawa Tomoko Kawai Nobuyuki Mizuno Tsunefumi Kamae Tsuneyoshi Tajima Hiroyasu Takahashi Tadayuki Saito Yoshitaka Gunji Shuichi
出版者
宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部
雑誌
第4回宇宙科学シンポジウム = Proceedings of the 4th Space Science Symposium
巻号頁・発行日
pp.453-455, 2004-08

X線、ガンマ線の偏光はほとんど全ての高エネルギー天文現象と関連し、その物理を研究するための有力なプローブである。しかしながら、これまでの観測例は10keV以下では1970年代のかに星雲、10keV以上ではガンマ線バーストのみである。そこで、30〜200keVの領域での世界初の偏光観測を目標とし気球実験を行う予定であり、これに搭載するためのWell-type硬X線偏光PoGO(Polarized Gamma-ray Observer)の開発を行っている。
著者
入交 芳久 落合 啓 笠井 康子 山上 隆正 斉藤 芳隆 飯嶋 一征 井筒 直樹 並木 道義 冨川 善弘 村田 功 佐藤 薫
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙航空研究開発機構研究開発報告 (ISSN:13491113)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.67-74, 2008-02

気球搭載型超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(BSMILES:Balloon-borne Superconducting Submillimeter-Wave Limb-Emission Sounder)は,成層圏中の微量分子を観測する有用な装置である.2006年9月4日,成層圏中のHO_2の日変化の観測することを目的に,BSMILES による第三回目の放球実験が行われた.BSMILES には直径300mm のオフセットパラボラアンテナ,液体ヘリウム冷却の630GHz 帯超伝導受信機,音響光学型分光計,3軸光ファイバジャイロ等が搭載されている.BSMILES はB200型気球により放球され,高度約37.9km においてオゾンや微量分子の観測を行い,観測終了後海上回収された.