- 著者
-
新江 利彦
- 出版者
- 鹿児島大学
- 雑誌
- 挑戦的研究(萌芽)
- 巻号頁・発行日
- 2019-06-28
デジタル化したベトナムのチャンパー王家文書の解読と、中国海南島、ベトナム、カンボジア、マレーシア、インドネシアにおけるイスラーム・儒教融合・祭祀分業に関する調査・研究により、早期東南アジア(15~17世紀)のイスラーム実践と、東南アジアにおけるイスラーム祭祀・祖先祭祀分業、中国思想やヒンドゥー思想、暦・絵画・音楽・舞台などの中に盛り込まれたイスラーム的価値観、イスラーム伝播と理解における回儒(ムスリム儒教知識人)の役割とその内容を、近世日本における神道・儒教融合(神儒)とも比較しながら明らかにする。また、中国・東南アジアの土着イスラーム研究者と情報を共有して、ネットワークを強化する。