著者
木戸 めぐみ 三反田 詩織 倉田 理恵 寺原 典彦 吉元 誠 キド メグミ サンタンダ シオリ クラタ リエ テラハラ ノリヒコ ヨシモト マコト Megumi Kido Shiori Santanda Rie Kurata Norihiko Terahara Makoto Yoshimoto
出版者
鹿児島女子短期大学附属南九州地域科学研究所
雑誌
南九州地域科学研究所所報 (ISSN:09110275)
巻号頁・発行日
no.30, pp.7-12, 2014

b-Amylase [EC 3.2.1.1] is an important enzyme for the industrial production of maltose as sweetener and as protective of starch degradation in food processing. Effects of polyphenolics, anthocyanin dyes and caffeic aid-derivatives prepared from sweetpotato on sweetpotato b-amylase were investigated for its industrial utilization. Crude extract of anthocyanin dyes did not inhibit b-amylase activity at a concentration of 2.0 mg/ml reaction mixture. In caffeoyl acid-derivatives, 3,4-dicaffeoyl-quinic acid had no inhibitory effect at a concentration of 2.0 mg/ml. Caffeic acid, chlorogenic acid, and 3,5-dicaffeoyl-quinic acid showed the inhibitory activity of about 20% against b-amylase at the same concentration.
著者
竹原 小菊 福司山 エツ子 木戸 めぐみ 山崎 歌織 外西 壽鶴子 進藤 智子 徳田 和子
出版者
鹿児島女子短期大学
雑誌
鹿児島女子短期大学紀要 (ISSN:02868970)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.7-25, 2008

平成15・16年度日本調理科学会特別研究「調理文化の地域性と調理科学-魚介類の調理」の一環で,漁港を有し漁業が盛んな地域,農村米作地域及び都市部の中から9地域100人を対象に,各地域で食べられている魚介類の種類とその調理方法等を,アンケートと聞き取り調査によって調べたので報告する.魚の使用種類は,ほとんどの地域であじがトップを占めていたが,枕崎市はかつお,種子島の西之表市はきびなご,とびうお,鹿屋市はかんぱちであった.海に囲まれた甑島の里村では,極端に魚種が少なく,調理方法も単純であった.調理方法は,なま物(刺身)がトップを占め,次いで焼き物(塩焼き),煮物(鍋物を含む),揚げ物(フライ,てんぷら)がどの地域にも多くみられた.枕崎市には「かつおのびんた料理(頭の塩煮)」等かつおをすべて無駄なく創意工夫した多くの料理がある.また,きびなごはあご,さばに次いでよく食べられており,「きびなごときらす(おから)のおっけ」は普及したい伝承料理の一品である.さらに,豊富にとれる魚(とびうお,小あじ,いわし等)を使用し,風土に適する保存料理として考案されたつけ揚げ(さつま揚げ)など多くの魚介類料理がある.