著者
木戸 修
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.170-177, 2014-06-01 (Released:2014-06-01)
参考文献数
3

本稿では,日本文書情報マネジメント協会が実施している「文書情報マネージャー」認定セミナーの内容の骨子となる部分を紹介する。これまでの文書管理では,すでにあるものをいかに整理するかが話題の中心となっていた。記録管理については,これより一歩進んで説明責任のための記録を残すようにISOが策定されてはいるが,何を残せばいいのかまでは明確にはされていなかった。紙と電子データを別々に管理するのではなく,これらを同じように扱うとともに,組織の中でどのような文書・記録を残し,どのように管理していけばよいかについての考え方を示した。
著者
木戸 雅子 木戸 修
出版者
共立女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

①アテネ高等美術学校彫刻科の教授3名とアテネ工科大学建築科1名の彫刻家を対象に、それぞれの制作活動とその作品研究及び教育理念についての考えを調査することができた。それぞれの個人アトリエでの調査を通じて相互理解が深まり今後相互協力の基盤を作ることができた。②2004年のアテネオリンピックを機に建設整備されたアテネの地下鉄のアート・ワーク調査によって、現代ギリシャ作家にとってギリシャの過去の記憶こそ創造の源であるということを明らかにすることができた。それは古代風というような伝統的形態の借用ではなく、彼らの造形の本質が過去の記憶の中から抽出されているということである。
著者
木戸 修
出版者
科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.170-177, 2014-06
著者
北郷 悟 木戸 修 橋本 明夫
出版者
東京芸術大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

研究目的芸術分野における立体表現の研究として、アナログ的な造形表現とデジタル造形表現の違いについて。またその両面における可能性について探り、教育研究としての新しい芸術表現の獲得を目的とした基礎研究を行う。研究方法15年度研究 仮想空間による立体造形表現と教育研究のためのデータ収集と考察。(1)レンジファインダー型立体スキャナーによるデータ収集として、人間の頭部及び人体のデータ収集。・JAXA宇宙航空研究開発機構との大学共同研究に研究参加した際の航空機無重力実験において本研究を実施。人間頭部の立体フォルムデータ取得、また地上データとしての頭部フォルム・人体フォルムデータを比較検討することにより形状変化について研究をした。・人の歩く姿を立体データとして取得。人体のバランスとフォルムの美についての彫刻における研究題材とした。(2)コンピュータ造形システムを使用した立体造形の研究・東京大学情報工学部の協力により出力造型機を使用し、(1)における収集データを立体に置き換え20cmサイズのワックスの彫刻としての可能性を研究した。16年度研究 コンピュータ造形システムを使用した立体造形の研究(1)立体スキャナーの実写データとコンピュータ造形によるフォルムを組み合わせた研究。造形制作の比較による新しい制作方法と表現関係を見出し、彫刻におけるデジタル表現の可能性を研究。また古美術品のデジタルデータ化における応用研究も行った。(2)セラミック鋳造研究としてデジタルデータからブロンズ彫刻として新しい鋳造法の研究を行った。研究成果としての仮想空間環境のデジタル制作と実素材によるアナログ的制作の比較による新しい制作方法と表現関係は、彫刻表現におけるデータとしての記録の有効性と生産性、表現性に多岐に可能性が拡散し今後の研究重要性を認識した。