- 著者
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木戸 眞美
- 出版者
- International Society of Life Information Science
- 雑誌
- 国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
- 巻号頁・発行日
- vol.22, no.2, pp.552-560, 2004-09-01 (Released:2019-05-03)
- 参考文献数
- 7
養生気功の1つである六字訣における中国人、日本人気功師による発声の音声解析を行った。その結果、14.8kHz 以上の高い周波数成分があることが分った。基本周波数は2次に倍音が基本だったが、どちらの六字訣の発声音かにより構造に違いが見られた。さらに、六字訣の気功師による発声音を聴くことによりどのような生理物理的変化が経絡に現れるかを、15人の被験者で単一矩形パルス法により測定した。六字訣による経絡間の順位変化の平均値は系統的な傾向を示した。つまり、これまで六字訣の実践は嘘、呵、呼、〓、吹、〓の6音韻を発声して体に響かせることにより対応した臓器を強化できると考えられてきたが、実際に特定の内臓や経絡に影響すると考えられる。