著者
町 好雄
出版者
日本医用画像工学会
雑誌
Medical Imaging Technology (ISSN:0288450X)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.39, 1995 (Released:2016-03-19)
被引用文献数
2
著者
町 好雄 劉 超
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.314-319, 2005-09-01

催眠の歴史は長く、現象の面では不思議な現象が起きることは知られているが生理における変化についてはまだ良く分かっていない。当研究室では催眠術師井手無動師のご協力をいただき、女性被験者Tに催眠をかけて、被験者の生理の測定を測定することで、催眠が生理にどのような作用を及ぼすことができるかを明らかにするためのものである。その結果、催眠を受けると目では分からない呼吸が平常値から変化をすることがわかり、その結果、血流の増加する場合、減少する場合もあることがわかった。心拍数の増加にも関係することがわかった。これらのことは自律神経系に作用することを示している。また脳波の測定結果から、催眠に入ると脳活動が大きく低下することを示すことができた。ただ、その中でも特にβ1波の活動が低くなっている時に、いやなたばこの煙りがきているといわれて強く脳波が反応していることがわかった。すなわち、脳活動を単に低下させるだけではなく活発にすることも可能であることがわかった。
著者
境田 英昭 小久保 秀之 山本 幹男 平澤 雅彦 河野 貴美子 町 好雄
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.276-282, 2000-03-01

気功は、中国の心身鍛練方法の一種と言われている。その気功練習者の身体からある周期に変調された放射赤外線が検出されたという報告がある。さらに、その周期は呼吸周期と一致するという報告もある。著者らは、放射赤外線を検出する装置を自作し実験を行った。この放射赤外線検出装置においても放射赤外線に呼吸周期と一致する周期が測定された。また、放射赤外線は皮膚表面温度と深く関係しているので、皮膚に直接温度センサを付けた実験も行われた。このセンサにおいても呼吸周期と一致する周期が測定された。また、他の分野で、皮膚表面温度から呼吸数を推定する研究報告がある。本研究によって、気功時における放射赤外線の変調は、呼吸の変化が皮膚表面温度の変化として表れたことに起因すると示唆された。
著者
町 好雄 儲 維忠
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.129-152, 1996-09-01

中国では外気功が医療の一つとして用いられている。その外気功の一つではないかと考えられるものに気功麻酔が存在する。この気功麻酔はまだ中国以外では明かにされていないが、その気功麻酔の際の生理的な測定を行い、麻酔を行う気功師、患者の生理的な変化はどのようなものであるか、また通常の外気功とどのような関係にあるかということに興味を持つ。これらの観点から気功麻酔のメカニズムの一端を調べたものである。
著者
町 好雄 劉 超 藤平 光一 石崎 俊明 浜岡 勤 古田土 節夫
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.100-106, 2001-03-01

心身統一合氣道は(財)氣の研究会宗主籐平光一氏の創見によるものである。氏は、植芝盛平翁を開祖とする合氣道のすべての動きを、自ら心身統一という観点から詳細に確認された。心身統一合氣道は他人から攻撃された場合に身を守る護身の武道であり、呼吸法がきわめて重要な役割を果たしている。今回は、上級者と初心者に合氣道の呼吸を行ってもらい、それが心電図、脳波、血圧などの生理データに与える効果を測定したものである。その結果、上級者は交感神経系を事前から高め、合氣の呼吸時にはむしろリラックスしているが、初心者は合氣中には交感神経系を高めており、また上級者で脳波から口呼吸(心身統一合氣道の方法)と鼻呼吸を比較し、鼻から吸い、口から吐く呼吸(口呼吸と記す)の場合にアルファ波の広がりが確認できた。
著者
劉 超 町 好雄 張 永祥
出版者
International Society of Life Information Science
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.511-520, 2000-09-01 (Released:2019-04-30)
参考文献数
8

本研究は、気功師の治療効果に関わる生理変化を明確にする目的で、気功師の内気功と治療目的の外気功を測定し、気功師の生理データと治療の被験者のデータを分析した結果について述べる。これらの結果から、内功と動功、外気治療方法の生理データから差異があるかどうかを検討した。その結果、次のことが判った : 1.内功(10秒)の時の呼吸は動功(2秒)よりも長い。 2.LF/HFのデータから、気功師の内功時、体の動きはない、つまり静の状態にあるか、体内の自律神経系は大きく変化して動の状態にある。動功時には逆に、体内の自律神経系は静の状態であった。これは、中国で「内動外静」とか「外動内静」と言う気の鍛錬における一つの技術である。 3.気功師が気功治療の目的において、気功中に開眼と閉眼の状態の変化により生理状態に変化があることが判った。 4.治療の被験者は、治療中に心電図のR点が末梢に伝わった時の遅延時間が減少し、循環が改善されることが判る。
著者
張 トウ 境田 英昭 河野 貴美子 山本 幹男 町 好雄
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.400-406, 2000

気功、瞑想時によく使用されている視覚的イメージ想起による脳活動に関して、特定イメージ(花)想起課題と休息を交互に行う形式で、fMRIによる測定を試みた。SPM99による画像解析では、休息時と比較して、イメージ想起の場合、右後頭部のBroadmann17第一次視覚野において、統計的有意な賦活が観察された。
著者
町 好雄
出版者
International Society of Life Information Science
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.69-74, 2001-03-01 (Released:2019-04-30)

特製トルマリン粉末をポリエステルに練り込んだ糸を用いて布にした場合と、単にポリエステルのみで作られた布を使った場合の人体に与える効果を生理測定を行った。その結果、人体を遠赤外線効果で暖める効果があることがわかった。また、脳波からも心電図のR点電位の変化からも副交感神経系が優位になっており、GSRからもその効果が理解できた。また、血圧、血中酸素濃度にも良い効果やGSRからもリラックスさせる効果があることがわかった。
著者
境田 英昭 小久保 秀之 山本 幹男 平澤 雅彦 河野 貴美子 町 好雄
出版者
International Society of Life Information Science
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.276-282, 2000-03-01 (Released:2019-04-30)
参考文献数
5
被引用文献数
1

気功は、中国の心身鍛練方法の一種と言われている。その気功練習者の身体からある周期に変調された放射赤外線が検出されたという報告がある。さらに、その周期は呼吸周期と一致するという報告もある。著者らは、放射赤外線を検出する装置を自作し実験を行った。この放射赤外線検出装置においても放射赤外線に呼吸周期と一致する周期が測定された。また、放射赤外線は皮膚表面温度と深く関係しているので、皮膚に直接温度センサを付けた実験も行われた。このセンサにおいても呼吸周期と一致する周期が測定された。また、他の分野で、皮膚表面温度から呼吸数を推定する研究報告がある。本研究によって、気功時における放射赤外線の変調は、呼吸の変化が皮膚表面温度の変化として表れたことに起因すると示唆された。
著者
町 好雄 劉 超 呉 人照
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.200-208, 1997

小周天という気功は一見座禅のように見える。この功法は、気を督脈から任脈に回すというが、これは目で見ることは出来ない。この報告はそれの科学的な測定の結果について報告するものである。その結果、呼吸が大切な働きをしており、呼吸の吸気と呼気を利用して回していることが判った。順式の呼吸で吸気の最大時にアルファ波が後頭葉から前頭葉に接げて、気の回転が督脈から任脈を回る一回となっている。また、心拍数、心電図のR点のリズムや脈波の電位が気功前に比べて変化することも判った。
著者
劉 超 福田 健(劉 町 好雄
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.29-40, 2004
被引用文献数
14 189

外気功治療法は、中国の中医伝統治療法の一つである。流動大手印は、仏家の手印と道家の指訣から発展してきた治療行為の内の一つである。この気功法は、特に、手、指の活動における各姿勢の順番を組み合わせ、また、意識を心の感覚によって、心身統一させる外気治療法である。ここで流動大手印におけるいくつかの難病の治療結果(アトピー性皮膚炎、緑内障、糖尿病その他)を示し、また、流動大手印の考え方を紹介する。
著者
山本 幹男 町 好雄 伊藤 正敏 河野 貴美子 木戸 眞美 菅野 久信 小久保 秀之 世一 秀雄 劉 超
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.60-69, 2002-03-01

近年、米国では補完代替医療の予算が急増し、研究の活発化が著しい。筆者らは2001年11月末から約1週間ハワイを訪問し、ハワイ大学の視察、スピリチュアルヒーリングの科学国際会議への参加・発表、ハワイ遠隔視能力者組合の視察を行い、東洋と西洋との研究交流の促進を図った。ハワイ大学では、2005年までに代替医療学部を設立する計画が進行していた。また、ハワイ遠隔視能力者組合では、インターネットによる実験・教育訓練が行われていた。スピリチュアルヒーリングの科学国際会議では、微細エネルギー研究、特殊生体機能、伝統中国医学と西洋医学、瞑想と精神的体験の誘導と神経生理学的測定、意識の生物学、非局所的連結の神経生理学的測定、自由応答型サイ実験、直観診断などをテーマとする約40件の発表・講演があった。研究テーマには各国とも共通するものが多かったが、その一方で、欧米の研究と比較して日本・中国・台湾の研究は、研究対象の個別性を重視する傾向がみられた。
著者
町 好雄 劉 超 藤平 光一 石崎 俊明 浜岡 勤 古田土 節夫
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.404-410, 2001-09-01

氣合氣道の氣を調べるために、折れない腕という実験を行った。これは氣が力ではないということを見せるために行われる方法であるが、この時の生理的測定を行った。その結果、氣の状態における場合でも力を利用場合に比べ交感神経系の活動を半分程度で行っていることが分かった。この報告では気で阻止する場合に息を吐いていることがわかった。これが氣の力に結びついていると考える。力の場合は息を止めて力を出しているのとは全く異なる。
著者
劉 超 町 好雄
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.320-325, 2005-09-01

多くの異なった分野に属する科学者が心と体について研究して居ります。中国で人間の意識的なパワーは潜在能力として、20年間以上研究されてきました。主な内容は意識が物質に影響を及ぼすか、又、意識がどのように他の人間に影響するか、そして、意識はどう一般に人の生活全般に影響を及ぼすかという話題を含んであります。近代科学は霊的な問題は影響がないと言う事で技術を開発してきました。しかし、私たちの研究では、意識パワーが物理的、生理的な現象に影響することを見ることが出来ました。新しい科学の研究のために、生きている人全体として身体、心、および精神性について総合的に考える必要があると切に感じて居ります。ここでは、私たちのリサーチシステム構造という考え方を示します。