著者
案田 順子 福島 祥夫 木村 憲洋 石坂 公俊 児玉 直樹
出版者
高崎健康福祉大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

第1に「かなひろいテスト」の有効活用を目指し各母音位置による判別表を独自に作成、誤答および取りこぼしとの関係を明確にした。この判別表は早期発見と予防に新側面を齎した。第2に母音を均等に配し文脈の明解な「文字ひろいゲーム」を考案・作成した。第3にこのゲームを軽度認知症患者と健常者に実施、結果を分析し、文部省唱歌50曲をベースにした3~5拍の自立語の空所補入によるオリジナル脳リハビリテーションゲームを開発した。
著者
木村 憲洋
出版者
ITヘルスケア学会
雑誌
ITヘルスケア誌
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.24-29, 2006

2005年4月に個人情報保護法が施行され、関連して厚生労働省をはじめとして幾つかのガイドラインが発表された。しかし、これらガイドラインには改善すべき点が残されているようである。事業者の対応に行き過ぎた点があり、消費者も対処に戸惑った例もあった。これらの課題に適切に対処している例として今井病院(栃木県足利市)を紹介する。今井病院では情報を患者情報、診療情報、経営情報、職員情報として分類し、個人情報保護法の対象だけでなく、すべて保護すべき情報として管理している。具体的に病院内の個人情報保護法に対する対策を述べると、個人情報保護方針の作成と掲示、個人情報利用目的承認用紙の作成と関係者への配布と受領、個人情報保護法についての院内勉強会、職員との守秘義務契約を行った。この法が施行されて半年が経過したがトラブルは起きていない。これらの対策が一応の成果を挙げているものと考える。