著者
松尾 孝美
出版者
公益社団法人 計測自動制御学会
雑誌
計測と制御 (ISSN:04534662)
巻号頁・発行日
vol.29, no.6, pp.543-550, 1990-06-10 (Released:2009-11-26)
参考文献数
14
被引用文献数
6
著者
的場 ちさと 今増 啓介 末光 治雄 松尾 孝美
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第57回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.1793-1798, 2014 (Released:2016-03-02)

Goisらは,3結合修正型Van der Pol発振子を用いて,心臓リズムを表現する数学モデルを提案し,その3つの振動子の結合が切れることにより,心疾患が起きることを数値シミュレーションにより示している.本報告では,正常状態,心室粗動,洞性除脈の心電図を発生するパラメータを探索するとともに,このモデルから,アンサンブルカルマンフィルタおよび粒子フィルタを構成し,これらの疾患を結合パラメータの推定値から検出できることを示す.
著者
荷宮 剛 木束 裕太 松尾 孝美 ウメルジャン サウット 中野 和司
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第53回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.298, 2010 (Released:2011-02-03)

ウメルジャンらは,DCモータ,スロットルバルブ,リターンスプリングからなる電子スロットル系のモデルベース制御法を提案している.この制御手法では,内部状態を推定するために,非線形可変構造オブザーバを導入して,その推定値を用いたスライディングモード制御系(SMC)を提案している.一方,松尾らは,観測信号の時間導関数を発生するダイナミクスの情報を用いずに推定する適応微分推定器を提案している.しかしながら,提案した推定器では,1階微分の推定は可能であるが,相対次数の制約から,2階以上の微分値の推定を行うことができなかった.本報告では,ハイゲイン入力推定器を用いることにより,これまでに提案している適応微分推定器を2階微分の推定器へ拡張する.ついで,エンジンスロットル制御系を対象とする.スロットル角度信号にガウスノイズの付加された出力信号から角速度と角加速度を推定する.最後に,数値シミュレーションにより,提案した推定器の性能を検証するために,非線形可変構造オブザーバの推定値と比較し,その性能を検証する.
著者
長野 宣道 松尾 孝美 伊藤 隆志 友成 健一朗 白石 順二
出版者
公益社団法人 日本放射線技術学会
雑誌
日本放射線技術学会雑誌 (ISSN:03694305)
巻号頁・発行日
vol.68, no.11, pp.1474-1485, 2012-11-20 (Released:2012-11-21)
参考文献数
28

We proposed a method for a computer-aided diagnosis system that distinguishes between benign and malignant lesions in gastrointestinal digital radiography. To begin with, the level set method was applied in order to extract a tumor region from the image which was smoothed by the bilateral filter. Next, we selected four image features with the large SN ratio among various image features obtained from a tumor region using the Mahalanobis-Taguchi method, which has been employed mainly in quality engineering. The selected four image features—circularity, irregularity, size, and perimeter—were used as input data for the artificial neural network, which was employed for distinction between benign and malignant lesions. By using 43 regions of interest cropped from the 43 clinical cases, the area under the ROC curve (AUC) of diagnostic accuracy for the classification obtained with this proposed method was 0.970, whereas the average AUC obtained with 7 human observers (3 radiologists and 4 radiological technologist) was 0.941.