著者
松山 実 横井 利彰
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.38, pp.3-4, 1989-03-15

パーソナルコンピュータ(以下パソコン)の高性能化・低価格化に伴い,従来大型機を中心とするダム端末で行なわれてきた情報処理教育の実習にパソコンを導入する教育機関が増している.また,中等教育における情報処理教育の実習用にもパソコンの導入が活発化している.一方,このような教育機関では学生/生徒に利用させるため,パソコンを教育目的に沿った形態で保守管理を行わなければならない.然るに,パソコンは個人が勝手気ままに使うことを前提としてハードウェア・ソフトウェアが設計・開発されているため,不特定多数の学生/生徒が共同利用する教育機関では多くの問題を生ずる.その1つとしてシステムに対するイタズラ等が挙げられるが,現在のパソコンは有効な防止の決め手を持たない.そこで定期的な点検保守が必要になるが,多数台のパソコンに対する作業負担は大きい.ここでは,このような保守作業の中,ハードディスク上にインストールされたファイルの保守を少ない要員で効率的に行うために開発した保守システムについて報告する.
著者
本田 敏文 横井 利彰 松山 実 山田 新一
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第39回, no.人工知能および認知科学, pp.408-409, 1989-10-16

ニューラルネットワークの適用対象の1つに組み合わせ最適化問題が存在し,HopfieldのネットワークやBoltzman Machineのような相互結合型のネットワークが一般に用いられている.Boltzmann Machineは確率的に動作するため,焼きなましの手法等を用いることによりローカルミニマムを避けることが可能とされている.しかし,温度変化のスケジュールは経験的に選んでいるのが現状であり,このスケジューリングを誤ると精度の高い解が求められない,あるいは現実的な時間内での解決が不可能となる.本研究ではネットワークのエネルギー関数により適切なものを選択すれば,シビアな温度調節を回避できると考え,ネットワークの状態に応じてエネルギー関数をダイナミックに変更する手法を提案する.これを組み合わせ問題の1つである巡回セールスマン問題(TSP)に適用し,デジタルシミュレーションによって比較,検討を行う.
著者
鳥海 健 荒川 信行 石出 勉 森棟 隆一 安井 浩之 松山 実
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.21, pp.188-191, 2005-08-20

新しい学校グループウェア「学習アセスメント支援システム」を提案, 開発している. 本システムは学校への導入およびメンテナンスが容易であること, コストを低く抑えること, 学校現場の環境・状況に合わせてシステムのカスタマイズが可能であることを目指している. 本報告ではシステムの技術面および機能面について説明する.