- 著者
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松山 実
横井 利彰
- 雑誌
- 全国大会講演論文集
- 巻号頁・発行日
- vol.38, pp.3-4, 1989-03-15
パーソナルコンピュータ(以下パソコン)の高性能化・低価格化に伴い,従来大型機を中心とするダム端末で行なわれてきた情報処理教育の実習にパソコンを導入する教育機関が増している.また,中等教育における情報処理教育の実習用にもパソコンの導入が活発化している.一方,このような教育機関では学生/生徒に利用させるため,パソコンを教育目的に沿った形態で保守管理を行わなければならない.然るに,パソコンは個人が勝手気ままに使うことを前提としてハードウェア・ソフトウェアが設計・開発されているため,不特定多数の学生/生徒が共同利用する教育機関では多くの問題を生ずる.その1つとしてシステムに対するイタズラ等が挙げられるが,現在のパソコンは有効な防止の決め手を持たない.そこで定期的な点検保守が必要になるが,多数台のパソコンに対する作業負担は大きい.ここでは,このような保守作業の中,ハードディスク上にインストールされたファイルの保守を少ない要員で効率的に行うために開発した保守システムについて報告する.