著者
松岡 清利
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集 (ISSN:00290270)
巻号頁・発行日
vol.43, no.376, pp.4501-4509, 1977-12-25 (Released:2008-03-28)
参考文献数
8
被引用文献数
2 3
著者
松岡 清利
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.227, pp.21-26, 2012-09-27

近年,歩行ロボットのようなリズミックな運動をするロボットに対して,振動子を適用する例が数多く見られるようになった.基本的なスキームは,振動子がロボットを駆動する一方で,ロボットのなんらかの状態量が振動子にフィードバックされるというものである.これによって,振動子は制御対象の固有振動に同調することになり,エネルギー効率の高い駆動が実現される.そのような形で用いられる振動子モデルの中で,筆者が四半世紀前に提案した神経振動子モデル(松岡振動子)は現在最もよく知られているものであろう.本講演では,松岡振動子を用いたロボットの運動制御の様々な例を紹介し,またその特徴について述べる.
著者
河本 満 Barros A.K. Mansour A. 松岡 清利 大西 昇
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.82, no.8, pp.1320-1328, 1999-08-25
被引用文献数
21

ブラインド信号分離とは, 信号が複数の信号源から流れていて, それらの混合信号を複数のセンサで観測できるとき, その観測信号のみを用いてもとの信号を分離して取り出す信号処理技術である. 本論文では, 信号源からの信号は, 非定常信号(例えば, 音声, 音楽)であるとし, それらが時空間的に混合している観測信号からもとの非定常信号を分離することができるブラインド信号分離の方法を提案する. 提案する手法は, 観測信号の2次の相互相関値が零になったときのみ最小値(零)をとる非負関数を最小化することによってブラインド信号分離を実現する. 本手法の有効性は, 計算機シミュレーションと普通の部屋で観測される音声の混合信号を用いて行う実 験で確かめられる.