著者
森 義雄 中野 善公 林 祐貴 高橋 重一 久松 完 住友 克彦
出版者
THE JAPANESE SOCIETY FOR HORTICULTURAL SCIENCE
雑誌
園芸学研究 (ISSN:13472658)
巻号頁・発行日
vol.18, no.4, pp.381-390, 2019 (Released:2019-12-31)
参考文献数
10
被引用文献数
1

キクの電照栽培による開花調節では,暗期中断処理終了から開花までの期間の高温による開花遅延が夏季において問題となる.電照栽培に適した夏秋小ギクを用いて,人為的な高温処理による開花遅延の程度を調査したところ,大きな品種間差が見られた.人為的な高温処理下でも開花が遅延しにくい品種では,高温年における圃場での露地電照栽培でも,開花遅延が小さい傾向が見られた.夏秋小ギクの露地電照栽培では,高温開花性の高い品種を用いることによって,年次変動の少ない安定的な計画生産が可能となるといえる.また,高温による開花遅延反応の大きく異なる品種間で,花成を促進するフロリゲン(FTL3)遺伝子の発現レベルを比較したところ,高温開花遅延の大きい品種では,高温によってフロリゲン遺伝子の発現が強く抑制された.一方,高温開花遅延の小さい品種では,フロリゲン遺伝子の発現レベルは維持された.よって,キクタニギクおよび秋ギクと同様に,夏秋小ギクにおいても,高温によるフロリゲン遺伝子の発現抑制が開花遅延を引き起こすと考えられた.
著者
久保田 彰人 北島 規雄 小林 祐貴 市村 哲
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.18, pp.1-6, 2009-05-14

現在,気軽に使える移動手段として自転車が利用されることが多い.しかし,自動車のような免許制度がなく,自転車事故に対する危機意識の低さがある.そこで本稿では,危険箇所や注意箇所などに対し運転者に注意喚起を行う,自転車用安全運転支援システムを提案する.本システムは,自転車運転時に 3 軸加速度センサーを用いて道路状況を推定し,GPS から得た位置情報と合わせて地図上に書き込み,Web 上で他のユーザーと共有する.その地図データを用いて自転車運転時に危険箇所や注意箇所で運転者に警告や注意といった注意喚起を行う.注意喚起の方法として,運転中の画面注視は危険であるため,振動機器を腕に取り付け,その振動パターンで情報を通知するようにした.A bicycle is used as a transportation vehicle which can be used casually in many cases. However, there is no license system like a car and there is lowness of a sense of crisis to a cycling accident. Then, we propose the safe driving supporting system for bicycles which can gives warning and cautions to a driver near a dangerous places. Three axis acceleration sensor is used for this system, and it senses a road condition. The positional information acquired from GPS, are shared among users on the Internet. Warning and cautions are notified to a driver near dangerous places. As gazing at a screen is dangerous while riding bicycle, a vibrating device is attached to an arm.