著者
濱田 真宏 森川 貴 山崎 大輔 竹内 由佳 大野 良晃 柴田 幹子 岸田 真嗣 今西 政仁 北林 千津子 小西 啓夫
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.49, no.4, pp.297-303, 2016 (Released:2016-04-28)
参考文献数
21

症例は66歳男性. 32歳から2型糖尿病, 52歳時に慢性C型肝炎による膜性増殖性糸球体腎炎からの末期腎不全で血液透析導入となった. X年2月, 腰痛の出現後から左下肢の筋力低下と両下肢痛が出現し歩行困難となったため入院となった. MRIにて胸椎2-3レベルの脊髄の腫大を認め, 左側よりにT1, T2強調画像で淡いhigh intensity areaを認めた. 髄液検査にて水痘帯状疱疹ウイルスを認めたが, 皮疹を認めないことから無疹性帯状疱疹に伴う脊髄炎と診断した. 免疫能が低下していると皮疹が現れにくいといわれており, そのため診断に苦慮することが多い. 本例は糖尿病, 肝硬変, 腎不全などによる免疫不全状態がその要因と考えられた.
著者
柴田 幹夫 白須 淨眞 野世 英水 川邉 雄大
出版者
新潟大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

大谷光瑞のアジア諸地域における活動を歴史的に考察した。研究成果としては、研究代表者の編になる『大谷光瑞とアジア-知られざるアジア主義者の軌跡-』(勉誠出版、2010年、本文580ページ)、『大谷光瑞-「国家の前途を考える」』(勉誠出版、『アジア遊学』156号、本文216ページ。2010年)において、多くの若い研究者を組織して大谷光瑞のアジアにおける活動を明らかにした。また研究分担者、白須淨眞の編になる『大谷光瑞と国際政治社会-チベット、探検隊、辛亥革命-』(勉誠出版、2011年、本文375ページ)では、近代国際政治社会のなかで大谷光瑞を中国近代史あるいは、日本近代史のなかで位置づけた。
著者
柴田 幹
出版者
富山大学
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2009

本研究は太陽追尾制御をベースにした高効率太陽光発電システムを目指すものである。天空輝度測定機能をもつ光センサ(5PD光センサ)を用いて最適発電方位を自動追尾させるため以下の基礎実験及び装置試作を行った。1.太陽からの直接光が多い晴れの日と間接光(散乱光)が多い曇りの日に軌道計算による太陽方位を追尾した場合と5PD光センサを使った追尾での比較実験を屋外で行った。晴れの日では二つの追尾方式に大きな差は無かった事から5PD光センサによる自動追尾が正常に機能している事が確認できた。曇りの日では太陽軌道追尾より5PD光センサによる自動追尾が発電量の多い事が確認された。このことから5PD光センサによる自動追尾が日照条や天候の変化に影響されず最大発電方位を追尾できる事が確認された。2.遠隔操作可能な観測システムの開発を目指して以下の装置を製作した。方位角(θ)、仰角(φ)駆動できるステージに5PD光センサを取り付けた可動型5PD光センサユニットを試作した。この可動型5PD光センサユニットに制御用パソコンを接続し、Microsoft Windowsのリモートデスクトップ機能を利用してネットワーク上のパソコンから遠隔操作を実現するものである。本研究で製作した可動型5PD光センサユニットの動作試験を行い、正常に動作することを確認した。今後、ネットワーク上から遠隔操作するためのプログラム開発及び実際のネットワーク環境での動作試験が必要である。