著者
柴田 靖 遠藤 聖
出版者
一般社団法人 日本脳卒中学会
雑誌
脳卒中 (ISSN:09120726)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.150-153, 2011-01-25 (Released:2011-01-26)
参考文献数
7

症例は69歳の男性で,刑務所服役中に自室で意識障害で発見された.全失語,右片麻痺を認め,CT/MRIでは左中大脳動脈領域脳梗塞であった.保存的加療により意識障害,片麻痺はやや改善したが,失語は残存した.服役中であり,家族へは連絡せず,常に刑務官により拘束され,放射線検査以外はリハビリも個室内で行った.保険加入はなく,全額自費,刑務所負担であり,治療内容は病院に任されたが,転院は刑務所の都合で決められた.刑事収容施設および被収容者等の処遇に関する法律には受刑者も適切な医療を受ける権利があるとされるが,入院などは刑務所所長の権限とされている.本症例の医療倫理を考察すると,患者本人に意識障害,失語があるため,自己決定権が行使できず,利益,無害,正義も入院中は病院任せで,転院では倫理は守られていなかった.受刑者では発症前の本人の希望,living willの確認記録,受刑者に対する倫理的対応の診療ガイドライン整備が必要であろう.
著者
辻 成人 中司 等 山本 吉之 阿知波 一生 柴田 靖彦 春藤 英雄 竹内 憲彦 住本 吾一 岩田 宏道
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, pp.153-156, 1991-04-15 (Released:2010-07-21)
参考文献数
3

133Xe Gas concentration during the examinations of the lung ventilating scintigraphy using 133Xe for three cases, was measured continuously by the flow type ionization chamber to estimate effective dose equivalent to the operator. The air flow distribution of the examination room was also measured for reference to examining the behavior of 133Xe gas. The air around the patient lingers for few minutes or more. Based on the derived air concentration (DAC) in ICRP Publication 30, effective dose equivalent to the operator per examination was estimated to be 0.1-1.0μSv, which was lower than expected.