著者
一色 賢司 桃園 裕子 衛藤 修一 津村 周作
出版者
公益社団法人 日本栄養・食糧学会
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.41, no.6, pp.481-486, 1988-12-10 (Released:2010-03-01)
参考文献数
18
被引用文献数
1 1

縮合リン酸塩類の摂取原因となる食品を明らかにするために, まず分析法を迅速簡易化した。すなわち均質化した試料5.00gを遠心管に秤り入れ, あらかじめ氷冷した10%トリクロロ酢酸35mlを加えて3分間振とう抽出した。必要に応じて遠心分離を行い, 上清を綿栓ろ過してろ液を50ml容メスフラスコに集めた。1試料につき2本のイオン交換樹脂カラムを用いて, リン酸塩類の定性試験と分画を行った。オルトリン酸 (OP) は, モリブデン錯体として酢酸ブチルで抽出し, 310nmの吸光度を測定して定量した。各縮合リン酸塩 (CP) 分画は, 加水分解後, 発色させ830nmの吸光度を測定して定量した。OPは, 全試料から検出された。各種のCPが, いも類豆類加工品, 肉類・魚介類加工品, 油脂類・乳類加工品およびその他の加工食品等から検出され, これらの食品がCPのおもな摂取原因食品であると推定された。
著者
原田平 輝志 前田 稔 金沢 洋子 桃園 裕子 小嶋 正治
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.1407-1410, 1986-03-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
9
被引用文献数
6 7

Interconversion of 2-deoxy-2-fluoro-D-glucose (FDG) and 2-deoxy-2-2-fluoro-D-mannose (FDM) catalyzed by acid has been detected by 19F-NMR method. Although FDG and FDM were stable towards 1 N hydrochloric acid, in stronger acidic media the two hexoses underwent epimerization at C-2.