- 著者
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渡辺 正孝
児玉 亨
本多 芳子
小島 崇
桑波田 卓
- 出版者
- 財団法人東京都医学研究機構
- 雑誌
- 基盤研究(B)
- 巻号頁・発行日
- 2007
最近は若者も老人もがまんができない、と言われる。かまんには、長期的な利益のために短期的な利益を放棄するというものと、ルールに従ってしたい行動をしない、というものの2種類がある。がまんには大脳前頭連合野が重要な役割を果たし、この脳部位には、どちらのがまんについても関係した活動が見られる。がまんをコントロールすることが知られる薬物(リタリン)を投与したところ、サルでもがまんがより良くできるようになること、リタリン投与により、前頭連合野や線条体でドーパミンの放出が増すことも明らかになった。