- 著者
- 加藤 伸弥 藤森 和美
- 出版者
- 日本パーソナリティ心理学会
- 雑誌
- パーソナリティ研究 (ISSN:13488406)
- 巻号頁・発行日
- vol.30, no.2, pp.70-79, 2021-09-06 (Released:2021-09-06)
- 参考文献数
- 20
- 被引用文献数
- 1
本研究の目的は,特性としてのシャーデンフロイデの感じやすさを測定するためのTrait Schadenfreude Scaleの日本語版(J-TSS)を作成し,その信頼性と妥当性を検討することであった。研究1では,原版を作成する際に用いられた54個の予備項目を邦訳したものを日本人の大学生に実施し,301名の回答を分析した。その結果,J-TSSは良性シャーデンフロイデと悪性シャーデンフロイデの2種の因子を持つことが明らかとなり,おおむね充分な信頼性が示された。研究2では,2つのサンプル(183名,184名)の大学生を対象に,J-TSSと他の尺度を用いた調査を実施した。その結果,先行研究とおおむね一致する結果が得られたが,本邦において的確な項目表現を吟味した手続き上の影響により,厳密な妥当性までをも立証することはできなかった。以上により,J-TSSの将来的な可能性が論じられた。
1 0 0 0 OA 子どものトラウマからの回復についての援助ワークブック : 保護者が知っておきたい心のケア
- 著者
- 藤森 和美
- 出版者
- 武蔵野大学心理臨床センター紀要編集委員会
- 雑誌
- 武蔵野大学心理臨床センター紀要 (ISSN:18826792)
- 巻号頁・発行日
- no.19, pp.83-95, 2019-12
1 0 0 0 OA 病棟内の騒音対策
1 0 0 0 OA シャーデンフロイデが喚起するプロセスについての心理学的研究の概観
- 著者
- 加藤 伸弥 藤森 和美
- 出版者
- 武蔵野大学人間科学研究所
- 雑誌
- 武蔵野大学人間科学研究所年報 = The annual bulletin of Musashino University Institute of Human Sciences (ISSN:21867356)
- 巻号頁・発行日
- no.10, pp.101-116, 2021-03-01
1 0 0 0 OA DV目撃が子どもに与える影響 : 児童精神科クリニックにおけるカルテ調査から
- 著者
- 土岐 祥子 藤森 和美
- 出版者
- 武蔵野大学人間科学研究所
- 雑誌
- 武蔵野大学人間科学研究所年報 = The annual bulletin of Musashino University Institute of Human Sciences (ISSN:21867356)
- 巻号頁・発行日
- no.6, pp.33-49, 2017-03-01
1 0 0 0 OA 報道記者が取材対象者に「共感」を覚える意味について
- 著者
- 谷 俊宏 藤森 和美
- 出版者
- 武蔵野大学心理臨床センター紀要編集委員会
- 雑誌
- 武蔵野大学心理臨床センター紀要 (ISSN:18826792)
- 巻号頁・発行日
- no.16, pp.19-27, 2016
- 著者
- 原 美穂子 藤森 和美
- 出版者
- 武蔵野大学心理臨床センター紀要編集委員会
- 雑誌
- 武蔵野大学心理臨床センター紀要 (ISSN:18826792)
- 巻号頁・発行日
- no.13, pp.19-30, 2013
1 0 0 0 IR きょうだい間における身体的暴力の被害経験とトラウマの関連に関する関する研究
- 著者
- 藤森 和美 漆山 まみ 土岐 祥子 篠崎 なつ美 松浦 正一
- 出版者
- 大阪教育大学学校危機メンタルサポートセンター
- 雑誌
- 学校危機とメンタルケア (ISSN:1883745X)
- 巻号頁・発行日
- vol.8, pp.40-59,
1 0 0 0 放射線業務の安全の質管理指針 3 団体合同プロジェクト班策定
1 0 0 0 IR 親密なパートナーからの暴力(IPV)関係を終結するか継続するかの決定に関する研究の概観
- 著者
- 土岐 祥子 藤森 和美
- 出版者
- 大阪教育大学学校危機メンタルサポートセンター
- 雑誌
- 学校危機とメンタルケア (ISSN:1883745X)
- 巻号頁・発行日
- no.5, pp.50-68, 2013-03-31
配偶者や交際相手といった親密なパートナーからの暴力(IPV)の被害は現象の兆しが見えず、また、一旦関係から逃れてもかなりの被害者はパートナーの元に戻るという状況がある。そこで、本稿では、IPV関係を終結するか継続するかの決定に関する研究について、その個別要因の研究と決定プロセスのモデル研究に分けて概観した。個別要因については、被害者要因、加害者要因、カップル要因に分けて国外の研究を概観するとともに日本の研究についても探った。決定プロセスのモデル研究では、国外の主要な概観研究で検討されている6つの代表的なモデルを取り上げその特徴と違いを明らかにした。これらの研究はほとんどが国外のもので、日本においては殆ど知見が蓄積されていないことが判明した。