著者
鯉渕 幹生 田中 宗一郎 高尾 契太 晝間 崇史 植田 寛 林 正樹
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会研究会講演予稿
巻号頁・発行日
vol.4, pp.63-64, 2005

NHK技術研究所が開発したテレビ番組記述言語TVML用いて楽曲のイメージを表現した映像作品の試作に挑戦した。誰もが共感できる「愛」をテーマに主人公BOBが愛するMARYのために奮闘する姿を描いた。MARYに会いたいという、たった一つの目的に向かってひたすら進むBOB。あえて難解なストーリーを廃し、デフォルメされたCGを使う事によってストレートに作品のテーマを感じてもらおうと試みた。BOBはMARYに会いたいという一心でどんな試練でも乗り越えていく。その姿を見て自分の愛する人、家族や友人、恋人と共に励ましあい頑張っていく大切さ、また一人ではないという事の心強さに気づいて欲しいと思った。
著者
小澤 応子 黒田 麻衣 島田 美穂子 高橋 波企 植田 寛
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会研究会講演予稿
巻号頁・発行日
vol.5, pp.77-78, 2006

今日、映像はテレビや映画ばかりでなく広く多岐に使用されるに至っている。しかし、いまだ私達のような映像作りの初心者が映像を作る場合、様々な技術を習得したうえで、さらに多くの時間が必要である。また、初心者の作った、十分な完成度に至らない作品を多くの人に観ていただく機会は皆無に等しい。そこで今回、基本的にはスクリプト記述のみで映像制作が可能なTVML(TV program making language: NHK放送技術研究所開発)を用いて、世間に広く知られている"白雪姫"の映像化を試みた。TVMLのオリジナルキャラクターBOB等を使用し、不幸な運命を自らの力で次々に変えていく白雪姫をコメディタッチで描こうと考えた。さらに、今回の作品の発表の場をホームページで配信することに求めた。
著者
荒井 歩 植田 寛
出版者
東京農業大学
雑誌
東京農業大学農学集報 (ISSN:03759202)
巻号頁・発行日
vol.54, no.4, pp.307-314, 2010-03-15
被引用文献数
1

茶は時代により異なる社会需要に応じて,産地を変化させ,茶の栽培・製茶技術をつくりだしてきた。また,茶の生産に適した自然環境が,茶産地の形成に深く関わっている。そこで本研究では,日本における茶産地の発祥状況や形成過程を整理すると共に,地形・水系を把握した上で,茶産地における景観構造を明らかにすることを目的とした。研究対象地として,茶の生産に適した自然環境状態により栽培地が選定されていた近代以前からの産地25地区を選定した。調査分析の結果,茶産地の発祥要因は,発祥の祖の相違により4タイプに分類された。また,茶産地の形成過程は,主導者や生産・流通体制などの茶産業のあり方の相違により5タイプに分類された。茶産地の地形構造は,茶産地と河川の立地関係により4タイプに,茶産地と傾斜分布関係から3タイプに整理された。最後に景観構造のタイプ分類を行い,茶産地の景観構造は発祥時期や発祥要因によって特徴づけられると共に,これらの要因が茶産地としての選定にも影響を及ぼしていることが明らかとなった。
著者
植田 寛郎 大渕竜太郎 遠藤州
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.43, no.8, pp.2478-2488, 2002-08-15
被引用文献数
3

近年地理情報システムの利用が拡大し,その中核となるデジタル地図データの知的所有権保護の重要性が増してきている.本論文では,ベクトル型地図データに対して,デジタルデータの知的所有権保護技術の1つである電子透かしを適用することを検討する.ベクトル型地図は,建物の外郭,等高線,道路などの地物を2次元空間の頂点とその集合である折れ線や多角形で表現する地図である.本論文の電子透かし手法は,与えられた矩形の地図データを多数の小領域に分割し,その各々の小領域に含まれる頂点を移動してその座標の平均値を変化させて透かしを埋め込む.本手法の電子透かしは頂点座標値への乱数値の重畳,頂点の追加や削除,頂点の平行移動や回転,切り取り,その他の妨害に対してある程度の頑強性を持つ.Widespread use of geographical information systems prompted the investigations into protecting intellectual properties of digital maps.This paper proposes a digital watermarking algorithm that aims to protect intellectual properties of vector digital maps.A vector digital map represents geographical objects, such as buildings,contour lines, and streets using such (two-dimensional) geometrical primitives as vertices,poly-lines, and polygons.Our algorithm embeds a watermark bit by minutely displacing an average coordinate value of a group of vertices in a rectangular area.The rectangle is created by subdividing the map into rectangular sub-areas based on the density of geometrical primitives.Watermarks produced by this method are resilient, although not totally immune,against additive random noise,topology alterations due to addition and removal of vertices,translation and rotation of vertices, cropping, and other attacks.