著者
吹譯 友秀 榎本 啓吾 吉野 宏毅 内本 勝也 西村 真紀 穐山 浩
出版者
公益社団法人 日本食品衛生学会
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.63, no.4, pp.141-150, 2022-08-25 (Released:2022-08-30)
参考文献数
19

2014年度から2021年度に買上げした702製品の健康食品について医薬品混入の検査を実施した結果,28製品から14医薬品成分とインヨウカク,センナ葉軸およびセンナ小葉が検出された.検査はフォトダイオードアレイ検出器付き超高速液体クロマトグラフィーを用いたスクリーニング分析を行った後,医薬品成分の含有が疑われる製品については,超高速液体クロマトグラフ-四重極-キングドントラップ質量分析計で分析を行い,医薬品成分の含有を確認した.また,センナ葉軸やセンナ小葉の確認は実体顕微鏡や走査型電子顕微鏡を用いて行った.健康食品に含有されていた医薬品成分には,1日の薬用量を超えている製品もあった.健康被害発生を防止するためには,医薬品成分が含有された製品の流通を防止することが重要であることから,今後も医薬品成分が含有された製品の流通を監視するための検体買上げ体制および検査体制を継続していく必要がある.
著者
小林 雅英 榎本 啓士 前田 光博 稗田 登 寺岡 喜和
出版者
一般社団法人 日本エネルギー学会
雑誌
日本エネルギー学会大会講演要旨集 (ISSN:24238317)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.102-103, 2017

<p>These days, the amount of domestic waste is decreasing in association with the depopulation and the need for small scale garbage disposal plant is growing among local governments. In this research, we imitated the power generation from biomass resources that includes domestic waste. We gasified woody biomass by using mixed gas of nitrogen as an oxidizing agent and measured the composition of the bio-syngas, temperature in the reactor and so on. Consequently, the bio-syngas produced low heat value. It is believed that the carbon conversion efficiency and the cold gas efficiency decreases when the flow rate of an oxidizing agent increases or the quantity of supplied oxygen into the reaction field decreases.</p>
著者
斎藤 一輝 榎本 啓士 小林 雅英 稗田 登 寺岡 喜和
出版者
一般社団法人 日本エネルギー学会
雑誌
日本エネルギー学会大会講演要旨集 (ISSN:24238317)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.250-251, 2018

<p>Woody biomass of various moisture content for gasification of woody biomass is used. But there are few previous studies on woody biomass with moisture content of 15% or less. Therefore, we made a small scale gasifier and studied the effect of moisture content of woody biomass on gasification by using woody biomass reduced moisture content. It was found that carbon conversion efficiency and cold gas efficiency can be high depending on the moisture content.</p>
著者
吹譯 友秀 山﨑 翠 髙橋 和長 土井 崇広 川口 正美 榎本 啓吾 吉野 宏毅 内本 勝也 西村 真紀
出版者
公益社団法人 日本食品衛生学会
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.65-72, 2021-04-25 (Released:2021-04-22)
参考文献数
7
被引用文献数
1

健康食品に含まれていたタダラフィルおよびタダラフィル構造類似物質であるノルタダラフィルおよびホモタダラフィルの立体配置を確認した.製品はインターネットで購入し,タダラフィルを検出したはちみつ加工品1製品および錠剤1製品ならびにノルタダラフィルおよびホモタダラフィルを検出した飴1製品を使用し,各製品から各成分を単離精製した後,円二色性(CD)分散計を用いてCDを測定した.その結果,各製品より単離精製した成分のCDスペクトルは6R,12aR体標準品のCDスペクトルと一致したことから,製品に含まれていた成分は6R,12aR体であると確認された.タダラフィルは6R,12aR体が立体異性体の中で最もホスホジエステラーゼ5阻害作用が強いという報告があることから,ノルタダラフィルおよびホモタダラフィルも作用の強さを期待して,6R,12aR体を製品に使用した可能性がある.
著者
榎本 啓 杉原 明 塩川 茂樹 笹瀬 巌
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.1, 1996-03-11

複数の端末が1つの基地局へ単一チャネルを利用してバケットを送信するランダムアクセス方式が注目されている。その中で、抑止波検知多重接続(ISMA)方式は、基地局がチャネルが空いている時はIdle Signal、使用中はBusy signalを放送し、送信したいパケットを持つ端末は基地局からの信号を検知し、Idle Signalを受信した時のみパケットを送信するので、衝突の確率が低く効率の良い方式として注目されている。ところで、無線通信においても、将来のマルチメディア化へ対応するため、異なる品質を要求する多種のトラヒックを処理するための優先権機能を付加することが望まれている。しかし、従来のシステムでは全てのパケットを平等に扱っており、優先権を付加するためにはプロトコルの大幅な変更が必要となる。本研究では、基地局が複数のIdle Signalを時間差をつけて送信することにより、優先権を有するトラヒックに対応できるISMAの方式を提案し、スループット・遅延特性を評価する。そして、Idle Signalの時間差を調整することにより、優先度を調節することができることを示す。