著者
橋口 泰一 大嶽 真人
出版者
日本大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本課題研究は,ブラインドサッカーおけるコーラーの言語教示およびシュートシーンの分析を通して,ブラインドサッカーの強化,発展における基礎的資料を得ることを目的とした.これまで得られなかったブラインドサッカー選手の個人およびチームにおける課題や周囲への要望,国内リーグにおけるコーラーの発言や国際大会におけるシュートシーンの実態について,様々な角度からブラインドサッカーの強化・発展のための基礎的資料を得ることができた.今後の競技力向上および研究に可能性を示すものであると考えられる.
著者
橋口 泰一 橋口 泰武
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会大会講演論文集 : BMFSA
巻号頁・発行日
no.22, pp.109-112, 2009-10-10

This time the author analyzed the physiological and psychological factors related to the achievements of archery athletes, from the relations of the achievements mainly with the physiological indexes such as heart rate, blood pressure, etc. before a match and the psychological indexes such as the conditions ready for a match, for the archery matches. As a result, the points scored in a mock match were significantly higher in the experienced athletes, compared with the inexperienced ones, and the blood pressures and heart rates before a match (before W-up, immediately before a match) showed a tendency of higher levels, in the experienced athletes, compared with the inexperienced ones. A significant, positive correlation was observed among the match results (total scores), the blood pressures before W-up (diastolic and average pressures) and the heart rates. A significant negative correlation was also observed between the match results (total scores) and the negative scores of the mood scale immediately before a match.
著者
坂本 宗司 大嶽 真人 橋口 泰一 伊佐野 龍司 菅野 慎太郎 橋口 泰武
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 (ISSN:13451537)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.59-66, 2015-12-23

本研究は,ロンドン2012パラリンピックに出場したブラインドサッカー上位4か国のシュート角度および距離に着目し,各国の違いを明らかにするとともに,日本代表の競技力向上につながる一資料となることを目的とした.シュートエリアの分析では,左サイド31-60°におけるシュートが多いことがわかった(33.8%).シュート位置(距離,角度)では,右サイドよりも左サイドからの攻撃が多いことがわかった.上位国は,左サイドからシュートに至る攻撃スタイルを持っていることが示唆された.これらのことから,ブラインドサッカーではゴール正面からのシュートよりも角度のあるシュートの有用性が示唆された.また,ゴールまでの距離が近いほど枠内の確率が高くなることから,6m以内のシュートの重要性を裏付ける結果であった.