著者
武田 俊之
出版者
一般社団法人 日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会研究報告集 (ISSN:24363286)
巻号頁・発行日
vol.2023, no.2, pp.88-94, 2023-07-21 (Released:2023-07-21)

生成系AIの急速な進化と普及は,大学の教育と研究へ大きなインパクトになりつつある.授業でのAIによるコンテンツ生成の利用は積極派,慎重派に意見が分かれており,評価の基準,教育目的の再考,倫理的な考慮,法的課題などさまざまな論点もある.日本の大学は生成系AIをどのように理解し,取り扱いの方針を立てているか.この報告ではウェブサイトから収集した約200のAIガイドラインを分析することによって,日本の大学の認識と取り扱いを概観する.
著者
武田 俊之
出版者
一般社団法人 日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会研究報告集 (ISSN:24363286)
巻号頁・発行日
vol.2021, no.1, pp.135-140, 2021 (Released:2021-10-24)

データ利用による教育効果向上への期待と個人データの収集や分析手法の開発が先行する一方で,利用目的の精査,データ分析の効果,プロファイリングや目的外の利用等の課題について十分な検討がおこなわれているとはいえない.この発表では,教育におけるデータのライフサイクル,種類,教育研究との関連等の問題について論じる.
著者
武田 俊之
出版者
一般社団法人 日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会研究報告集 (ISSN:24363286)
巻号頁・発行日
vol.2021, no.3, pp.48-55, 2021-10-29 (Released:2021-10-29)

「エビデンスに基づく教育」の推進において,明瞭なエビデンス概念や概念の共有は,実践・研究横断的なエビデンスを「つくる」「つたえる」「つかう」プロセスにおいて重要である.この論文でエビデンスに基づく医療について整理した上で,英米におけるエビデンスに基づく教育,特に仲介機関の役割を論じた上で,日本における受容およびその課題について述べる.
著者
野口 茜 武田 俊之 渡辺 剛 保井 久子
出版者
信州大学農学部
巻号頁・発行日
vol.44, no.1-2, pp.1-8, 2008 (Released:2010-05-07)

毎年冬季に流行するインフルエンザ感染症は、主にA型インフルエンザウイルス(Flu)により発症する。A型Fluは、複数の亜型に分類されることやゲノム変異が頻繁に起こることから、その予防にワクチン接種は完全とは言えず、また抗Flu薬も問題が多い。一方、紅茶や緑茶等の茶フラボノイドは、高いFlu感染阻害作用を有することが注目されている。そこで、我々はアントシアニンなどのフラボノイドを多量に含む果実であるカシスに注目し、その抗Flu作用を検討した。その結果、カシスエキスはFluに対して高い赤血球凝集阻害作用を示し、Flu感染モデルマウスを用いた試験において、発症率を減少させ、生存率を高めた。これらのことから、カシスエキスはA型Fluの予防に有効であると考えられた。また、活性成分の探索のため、カシスエキスを合成吸着樹脂にて分画し、赤血球凝集阻害作用を調べた。その結果、アントシアニン以外の物質が含まれる画分に、強い吸着阻害作用を有する化合物の存在が示唆された。
著者
武田 俊之
出版者
一般社団法人 CIEC
雑誌
コンピュータ&エデュケーション (ISSN:21862168)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.12-17, 2015-06-01 (Released:2015-12-01)
被引用文献数
1

教育におけるデータの増加と,証拠にもとづく教育改善などへの要望からラーニング・アナリティクスという研究領域が活性化している。本論文では,この新しい領域について,背景,定義,フレームワーク,データ,事例の面からの分野の概要と実践事例を紹介する。
著者
野口 茜 武田 俊之 渡辺 剛 保井 久子
出版者
信州大学農学部
雑誌
信州大学農学部紀要 (ISSN:05830621)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.1-8, 2008-03

毎年冬季に流行するインフルエンザ感染症は,主にA型インフルエンザウイルス(Flu)により発症する。A型Fluは,複数の亜型に分類されることやゲノム変異が頻繁に起こることから,その予防にワクチン接種は完全とは言えず,また抗Flu薬も問題が多い。一方,紅茶や緑茶等の茶フラボノイドは,高いFlu感染阻害作用を有することが注目されている。そこで,我々はアントシアニンなどのフラボノイドを多量に含む果実であるカシスに注目し,その抗Flu作用を検討した。その結果,カシスエキスはFluに対して高い赤血球凝集阻害作用を示し,Flu感染モデルマウスを用いた試験において,発症率を減少させ,生存率を高めた。これらのことから,カシスエキスはA型Fluの予防に有効であると考えられた。また,活性成分の探索のため,カシスエキスを合成吸着樹脂にて分画し,赤血球凝集阻害作用を調べた。その結果,アントシアニン以外の物質が含まれる画分に,強い吸着阻害作用を有する化合物の存在が示唆された。
著者
阿部 仁 武田 俊之 平松 一夫
出版者
関西学院大学
雑誌
情報科学研究 (ISSN:09120939)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.43-49, 1998-07

Computer network and internet are making rapid progress. A class of international accounting was held using internet among four countries. This experiment was organised by San Diego State University Kwansei Gakuin University participated this class from Japan. This paper describes about the class and identifies its' problems.