著者
山下 昭 池添 博彦
出版者
帯広大谷短期大学
雑誌
帯広大谷短期大学紀要 (ISSN:02867354)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.A1-A7, 1975-03-25

1.食品の嗜好面からみた類似性を相関係数(嗜好類似係数)によって分析した。2. HSV値の近似している食品相互の相関係数は高く,特に好まれる度合の強いもの同志で大きい。3.肉類で豚肉,羊肉,牛肉相互および豚肉と鶏肉,穀類でスパゲッティとラーメンおよびウドン,大豆食品で油揚げとガンモドキ,果実類でミカンとイチゴ,肉製品でハムとソーセージ,菓子類でケーキとチョコレート,飲料でビールと酒,調理食品でライスカレーとトーストの各々の間の相関度合は強く,各食品群中では嗜好類似性が大きい。この内,飲料のビールと酒ぱ嫌われる傾向がほぼ同様のもので,その他の食品は好まれる傾向が一致している。
著者
佐原 直美 池添 博彦
出版者
帯広大谷短期大学
雑誌
帯広大谷短期大学紀要 (ISSN:02867354)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.37-45, 1999-03-25 (Released:2017-06-16)
参考文献数
24
被引用文献数
7
著者
池添 博彦
出版者
帯広大谷短期大学
雑誌
帯広大谷短期大学紀要 (ISSN:02867354)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.1-16, 2005
被引用文献数
1

万葉集は我国最古の歌集であり、全20巻には4,500余りの歌が集められている。万葉集に用いられている語彙は延べ50,070であり、異なり語彙では述べ6,505語である。この数は源氏物語の総語彙数207,808語、異なり語11,423語に及ばないが、枕草子の総語彙32,906語、異なり語数5,247語よりは多い。万葉集に用いられている語の中で、興味を引かれた幾つかの語彙について調べてみたので報告する。
著者
池添 博彦
出版者
帯広大谷短期大学
雑誌
帯広大谷短期大学紀要 (ISSN:02867354)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.1-16, 2004-03-31 (Released:2017-06-16)
参考文献数
65

平安朝の食について文化に関わる視点から分析を続けているが、これまでに『土佐日記』『枕草子』『和泉式部日記』『紫式部日記』『更級日記』『讃岐典侍日記』について報告した。今回は『竹取物語』『伊勢物語』『大和物語』および『平中物語』を資料として用いた。
著者
川井 美佳 池添 博彦
出版者
帯広大谷短期大学
雑誌
帯広大谷短期大学紀要 (ISSN:02867354)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.23-34, 1996-03-25 (Released:2017-06-16)
参考文献数
12
被引用文献数
18
著者
松浦 美由紀 池添 博彦
出版者
帯広大谷短期大学
雑誌
帯広大谷短期大学紀要 (ISSN:02867354)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.A11-A18, 1991-03-25

1.女子学生(帯広大谷短期大学栄養士科学生)を対象に、その食行動を分析した。 40名4日間、延べ456回の食事について調べた。2.欠食割合は0.5%である。食事は椅子に腰かけて、テーブルを使用する場合が最も多い。食事をする人では、一人で摂る場合、家族と共に、および友人と摂る場合が、それぞれ同じ割合である。昼食は友人と共に摂る場合が7割と多い。3.食事中に4割以上の人がテレビを見ている。食事中の会話は2/3の者がしている。4.食事を作る人は、朝は自分で作る割合が大きく、昼食は食堂で摂り、夕食は家族、寮、下宿の人が作ったものを摂る割合が大きい。5.用いる食器は、朝と夕は茶碗と汁椀が多く、ついで洋皿である。箸は、全体の2/3が使用するが、フォークの使用も大きく、時に昼食でフォークとスプーンの使用が大きい。6.調味・香辛料では、醤油が最も多く、マヨネーズは三食共にかなり用いられ、昼食ではコショウと砂糖の使用が大きい。7.食事の前後に"いただきます"、"ごちそうさま"を言う割合は50数%である。8. 1日に摂る食材料の平均値は、23.3品目である。
著者
池添 博彦
出版者
帯広大谷短期大学
雑誌
帯広大谷短期大学紀要 (ISSN:02867354)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.25-31, 2013

万葉集に使用される5万余りの語彙の内、`こころ'の関連語および`おほに'の類縁語について分析した。 `こころ'の語は252回用いられ`情、心、意、神、景迹'の文字があてられている。そのうち`情'と`心'の字が大半を占めている。 `おもふ'は万葉集に536回用いられ`念、思、憶、想'の文字が使用されているが、その8割は`念'の字である。 `おほに'は12回、`おほほし'は19回用いられ、前者には`髣髴、凡、鬱(欝)、不明、踈'が、後者には`欝、鬱悒、不明、不清、凡'が使用されている。 `髣髴'は`おほに'の他に`ほのか'と訓まれ、`鬱'は`おほに、おほほし'の他に`いぶせし'と訓まれる。`凡'は`おほに、おほほし'の他に`いぶせし'と訓まれる。`凡'は`おほに'および`おほろか'と訓まれている。
著者
坂田 美和 池添 博彦
出版者
帯広大谷短期大学
雑誌
帯広大谷短期大学紀要 (ISSN:02867354)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.43-50, 2013-03-31 (Released:2017-06-16)
参考文献数
5

栄養学は生理学および生化学を基礎にした学問である。生体内の物質代謝については、近年の生命科学の発展により、かなり新しい知見が加えられている。 栄養学における西欧語からの多くは、日本語に訳されることなく、そのままの形で用いられている。用いられている借用語を正確に把握するためには、言語の意味を理解しておく必要があると考えられたので、その語源を調べてみた。 借用語の多くは英語から取り入れられているが、その語源はラテン語及びギリシャ語であり、更に遡るとサンスクリット語に由来するものである。
著者
坂田 美和 池添 博彦
出版者
帯広大谷短期大学
雑誌
帯広大谷短期大学紀要 (ISSN:02867354)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.33-41, 2013

栄養学は生理学および生化学を基礎にした学問である。生体内の物質代謝につては、近年の生命科学の発展により日々新たな知見が加えられている。栄養学における借用語の多くは、日本語に訳されることなく、そのままの形で用いられている。用いられる借用語を正確に把握するためには、語源の意味を理解しておく必要があると考え、語源を検索してみた。 英語語彙の多くはラテン語及びギリシャ語が語源であり、古くはサンスクリット語に由来している。今回はラテン語及びギリシャ語まで語源を遡ってみた。 学術用語の中には英語以外の語より借用されたものもあるので、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語の相当語や関連語を挙げている。