著者
寺本 哲子 沖 直子 草野 崇一
出版者
公益社団法人 日本栄養・食糧学会
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.17-21, 2005-02-10 (Released:2009-12-10)
参考文献数
12
被引用文献数
3 3

マテ (Ilex paraguariensis) 葉は, 南米で古くから茶として飲まれてきたが, 糖代謝についての報告はない。我々は, 種々の食用植物について二糖類分解酵素阻害活性を指標としたスクリーニングを行ったところ, マテ葉熱水抽出物 (マテHE) に顕著な糖質分解阻害作用のあることを見出した。マルトース, スクロース, デンプンを基質とした場合, それぞれのIC50値は0.11, 0.49, 0.60mg/mLであった。また, 正常ラットへの経口糖負荷試験の結果, 血糖上昇抑制作用を示した。これらのことから, マテには糖質分解酵素阻害に基づく, 糖質消化吸収阻害作用のあることが示唆された。