著者
鈴木 崇平 武石 直也 岸本 政徳 吉谷 尚久 沖野 健太 河原 吉伸 廣島 雅人
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第34回 (2020)
巻号頁・発行日
pp.4M3GS1305, 2020 (Released:2020-06-19)

わが国では2011年の東日本大震災を契機に脆弱性が表面化した中央集権型エネルギーシステムの見直しが進んでいる。特に、環境への配慮から再生可能エネルギーを活用した分散型エネルギーシステムへの転換が求められるようになり、一つの解法としてVPP(Virtual Power Plant)と呼ばれる構想が注目されている。2021年に国内に創設される需給調整市場に向けて、本研究は世帯別の消費電力の高精度な予測手法の開発を目的としている。一般家庭における消費電力予測は住人の生活リズムに起因する変動を捉えることが重要となるため、本論文ではデータサンプルの重み付けを考慮した自己回帰モデルを提案する。複数世帯から取得した30分粒度の電力時系列データを利用し、提案手法の有効性を確認した。
著者
草野 吉雅 中村 一尊 沖野 健太
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SR, ソフトウェア無線 : IEICE technical report (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.252, pp.135-140, 2010-10-20
参考文献数
11

本稿ではマクロセル内に小型低出力基地局を設置するLTE(Long Term Evolution)/LTF-Advanced HetNet(Heterogeneous Network)に適した置局戦略と運用技術を議論する.低送信電力によって基地局価格や電力消費量,基地局サイズを小さくできるため,小型低出力基地局を用いるとマクロ基地局と比べ柔軟かつ低コストでシステム・キャパシティを向上させられる.低出力に起因する小さいセル径のため,推奨される置極戦略は,小型小出力基地局をトラフィック需要の高いエリアに設置することと,送信電力を希望するカバレッジの広さに応じて定めることである.小さいセル径であっても小型低出力基地局設置による利得を増加させるには,CRE(Cell Range Expansion)とeICIC(enhanced Inter-Cell Interence Coordination)が鍵となる技術である.CREはユーザを受信電力が最大でない基地局にも接続できるようにし,マクロ基地局から小型低出力基地局への負荷分散を増やすことでシステム・キャパシティを向上させる.eICICはCREによって小型低出力基地局に接続するようになったユーザが受ける強い干渉を制御するための技術であり,LTE Release 10において標準化が行われている.本稿ではCREとeICICをLTEおよびLTE-Advancedに適用する際の指針とその性能利得を示す.