著者
四海 澪 河合 亜矢子 柴 直樹 大江 秋津
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
巻号頁・発行日
vol.201910, pp.183-186, 2019

<p>本研究は、アクティブラーニングの1つである問題解決型学習(PBL)において、学習者の同質性や多様性が学習者に活発な発言をもたらす影響を実証する。データは、社会人を対象にしたサプライチェーンマネジメントゲームで得られたアンケートデータを用いた。多変量解析を行った結果、学習者が関心を持つ分野の同質性や、職業経験の多様性が高いほど、学習者の活発な発言を促進することを実証した。本研究は、組織学習論に基づいて、PBLにおいて学習者の活発な発言をもたらすチーム構成を提案したことに理論的・実務的貢献がある。</p>
著者
河合 亜矢子 大江 秋津
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2017年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.233-236, 2017 (Released:2017-05-31)

アウトプットがインプットより遅れて生じることを“遅れ”といい、サプライチェーンシステムの動的特性を分析する研究において、”遅れ”はしばしばプロセスリードタイムと同義として扱われる。しかしながら、サプライチェーンマネジメント(SCM)の意思決定プロセスを含めたシステム全体という視点で見ると、より広い意味で“遅れ”を捉えることで、受発注の流れと物の流れの相互作用のみならず、意思決定プロセスがサプライチェーンシステム全体に及ぼす影響を分析できると考えられる。本報告では、SCMゲームの実施によって収集したゲーミングデータを解析することによって、サプライチェーンシステムにおける新たな“遅れ”構造の同定を試みる。
著者
河合 亜矢子 福永 康人 佐藤 亮
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2009年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.10, 2009 (Released:2009-11-14)

新たに創出したサービスが市場で成功するためには、多くの考慮すべき問題がある。まず、各ビジネスに特有の個別状況、そして、サービスの機能性、活動の一貫性、実行可能性といった実施側面を考慮しなければならない。本研究では、こうしたサービスシステムの包括的な整合性という観点から、サービスのイノベーション・システムを可視化し、分析する方法論としてSSM-IAを提案する。コミュニケーションツールとしてこの方法論を用いることで、自社サービス成立要因を明らかにし、さらに、自社の成功要因・改善点・新たなサービスの創出を議論することができるようになる。